水の都、コペンハーゲンを再生させたもの

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20年前、そこは近寄ることのできない環境だった。しかしいま、コペンハーゲンの水は泳げるほどきれいだ。狙いを絞った効率的な投資と注意深い政策によるものだ。

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コペンハーゲンとは、当地の言葉で「商人たちの港」を意味する。

バルト海の出口にあたる「玄関口」であるこのデンマークの首都は、港と川と運河に囲まれているにもかかわらず、1960年代から95年までは、自由放任型の政策によって水はひどく汚染されて、海洋生物の動物相が危機に晒されることになった。廃油や産業廃棄物、ゴミの投棄はその「寛容なる文化」に含まれていたというわけだ。

その後、政府主導の方向転換が現在の状況をもたらした。港がかつての輝きを取り戻しただけでなく、2000年以降は、数年前までは近づくことのできなかった同じ水辺で、4つの水浴場がオープンした。その第1号である「アイランズ・ブリッゲ」が位置するのは、人口密度の高い地区の中心だ。

こうした動きは、法規制にのみ頼ったわけではない。効果的な環境改善・浄化事業が大きく貢献している。遮断フェンスや排水を迂回させるシステムがつくられ、新たに建設された地下貯水場では汚水が浄化されるのを待っている。安全性を考慮するために、水位や潮汐、降水量を測定し、天候を予測する分析ネットワークが用いられるようにもなった。

この大規模な環境改善事業によって、住民が再び水と親しむようになっただけでなく、その港は民間航路で最も人気の高い港のひとつにもなった。船舶がこの街を出入りする周遊旅行の数は増え続けている。

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