▽リオ五輪の出場権を手にしたU-23日本代表は30日、AFC U-23選手権2016カタール大会の決勝で“宿敵”U-23韓国代表と対戦。2点のリードを許した日本がFW浅野の2ゴールなどで3-2の勝利を収め、アジア王者の称号を手にした。

▽立ち上がりはお互いに堅さがうかがえたが、試合の流れは徐々に韓国へ。すると20分、左サイドでボールを受けたDFシム・サンミンがクロスを上げると、ボックス中央でFWチン・ソンウが落としたボールをMFクォン・チャンフンがボレーで狙う。シュートの精度は低かったものの、手前にいたDF岩波の足に当たったボールがGK櫛引の逆を突いてゴールネットを揺らした。

▽その後も中盤で試合を作ることができずに劣勢を強いられると、日本は後半の頭からFWオナイウとMF原川を入れ替えてシステムを「4-4-2」から「4-1-4-1」に変更するが、出鼻を挫かれてしまう。47分に左サイドを崩されると、ボックス中央からFWチン・ソンウにシュートを決められて2点のビハインドを背負ってしまう。

▽ここまで成す術のなかった日本だったが、60分に投入されたFW浅野が流れを変える。67分、右サイドのスペースに走り込んだ浅野がボックス右に侵入。飛び出してきたGKに先んじてシュートを流し込み、1点差に迫る。すると直後の68分、今度は左サイドからDF山中がクロスを上げると、ニアサイドに走り込んだMF矢島がヘディングシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻した。

▽これで勢いに乗った日本は81分、MF中島が前線に送った浮き球に反応した浅野が韓国最終ラインの裏に抜け出してGKとの一対一を冷静に制した。2点のビハインドから逆転に成功した日本は、パワープレーで反撃を試みる韓国の攻撃を凌ぎ切り、アジア王者の称号を手にした。