決勝点を決めた浅野が“ジャガーポーズ”でベンチのチームメイトへ駆け寄る。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 U-23アジア選手権は1月30日、決勝の日本対韓国がカタール・ドーハのアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアムで17時45分(日本時間23時45分)にキックオフされた。
 
 日本はこの試合、準決勝のイラク戦からスタメン4名を入れ替えて臨んだ。立ち上がりから日本は前線の久保、オナイウが縦への抜け出しを狙い、スピーディな攻撃を見せる。

 ただし韓国も最終ラインを押し上げてコンパクトな陣形を保ち、激しいプレスで応戦してくる。一進一退の攻防のなか、スコアが動いたのは20分。韓国は左サイドからのクロスのこぼれ球をクォン・チャンフンがボレーシュート。これが岩波の左足に当たってコースが変わり、日本ゴールに吸い込まれた。韓国が1点を先制した。

【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】ドラマチックな逆転劇でアジア王者に!日本 3-2 韓国
 
 日本はサイドを起点に韓国陣内に攻め込むが、決定的な場面を作るまでには至らない。結局、前半は韓国の1点リードで終了した。
 
 後半、日本はオナイウに代えて原川を投入。システムをスタート時の4-4-2から4-3-3へと変更して反撃の態勢を整える。
 
 しかし、その立ち上がり、日本は手痛い失点を喫する。右サイドを破られ、自陣深くに侵入を許すと、中央で折り返しのパスを受けたチン・ソンウクに振り向きざまに左足の強烈なシュートを叩き込まれ、2-0となる。
 
 日本はその後も韓国の攻勢にピンチの連続。あわや3失点目というシーンも……。
 
 しかし、日本は60分に大島に代えて浅野を投入。ここから怒涛の反撃を見せる。67分、カウンターで矢島がドリブルで持ち上がり縦に抜け出した浅野にスルーパス。これを浅野がワンタッチで韓国ゴールに流し込み、1点差に迫る。
 
 さらに1分後、今度は左サイドを攻略。山中のクロスに矢島がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。日本が電光石火の同点劇を見せた。
 
 日本の勢いはまだまだ止まらない。カウンターで韓国DFの背後をたびたび狙っていた浅野が再び大仕事をやってのける。81分、中島からの浮き球のパスに浅野が抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して3点目。ついに日本が逆転に成功する。
 
 そして終盤も日本はまったく攻撃の手を緩めることなく、アグレッシブな姿勢で韓国の反撃を封じ込む。アディショナルタイム3分をしっかりと凌ぎ切った日本。韓国を相手に2点差をひっくり返す大逆転劇で、リオ五輪出場権とともにアジア王者の称号を手にした。