29日、韓国メディアによると、勲章を授与された人に罪が発覚し、その後懲役刑を受けた場合も、授与された勲章が取り消されず、そのままの状態になっているとの事実が明らかになり、韓国内で物議を醸している。資料写真。

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2016年1月29日、韓国・JTBCによると、勲章を授与された人に罪が発覚し、その後懲役刑を受けた場合も、授与された勲章が取り消されず、そのままの状態になっているとの事実が明らかになり、韓国内で物議を醸している。

韓国中央情報部は1974年、北朝鮮のスパイ約50人を逮捕した。このうち3人に死刑、20人に10年以上の懲役刑が言い渡され、同事件を捜査した6人には保国勲章と武功勲章が授与された。しかし2010年、容疑者らが拷問や脅迫を受け、虚偽の自白をしていたことが判明。事件発生から41年がたった昨年11月、最高裁は容疑者らに無罪判決を言い渡した。しかし、最高裁が無罪判決を出したにもかかわらず、事件を捜査した6人の勲章は取り消されていない。国家有功者として数十年間受けてきた恩恵もそのままの状態だという。

さらに、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が「町から物乞いを消した」として、「兄弟福祉院」の院長に国民勲章を授与したが、その後、同院が強制労働や暴行により、12年間で約500人の死亡者を出していたことが明らかとなった事件で、院長は懲役刑判決を受けたが、勲章ははく奪されていない。

また、勲章がむやみに授与されているとの指摘も出ている。多くの議論を呼んだ4大河川事業では、国策事業の中で2番目に多い250の勲章が授与された。廬武鉉(ノム・ヒョン)元大統領が行った「8.31不動産対策」では、「政策は失敗だった」との評価を受けたにもかかわらず、公務員3人に勲章、27人に褒章と表彰状が授与された。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「正義のない国に希望はない」
「はく奪するべきだ。国の品格を疑われる。本当に情けない」
「そのままにしておく理由は?政府が何を考えているのかさっぱり分からない」
「韓国の若者が自国を『ヘル朝鮮(地獄のような韓国)』と呼び、移民したがる理由が分かった」

「国の金ほど簡単に盗める金はない」
「韓国がここまで落ちぶれていたとは…。子供たちに申し訳ない」
「政府はこのニュースを見て、慌てて勲章を回収しに行くだろう」
「拷問した人の子孫は、土地を買って今も悠々と暮らしているはず。悲しい現実だ」

「キム・ヨナももらえない勲章をそんなに乱発していいの?」
「靖国神社を参拝した日本の国会議員にも勲章を授与したことがあるよね?」(翻訳・編集/堂本)