おでん、江戸前寿司、天ぷら…浅草の老舗でいただく日本の「鉄板グルメ」3選

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和の食文化に親しむのなら、まず訪れたいのが老舗がつらなる浅草の街。中には江戸時代から続く店もあり、永く研鑽を重ねた料理のおいしさは、日本人なら一度は味わっておきたいところ。そこで、編集部が浅草の名店を厳選してご紹介。◆100年以上続く下町の粋な味わい「浅草 大多福」


老舗の風格が漂う店構えの「浅草 大多福(おたふく)」。カウンターの四角い鍋には、写真の「たこ足」(760円)、「昆布」「人参」(各110円)、「大根」(330円)など、36種ものおでん種が。3日間かけて煮込んだ大根は、中までしっかり味が染み込んでいる。薄めの味付けながら、出汁のうまみがしっかり利いていて、心まで温まるよう。

店内奥の小上がりとテーブル席には各卓にコンロを設置。熱々がいただけるよう鍋で提供してくれる。創業から100年、おいしさを追求し続けてきた老舗の味は、和の食文化の奥ゆかしさを感じさせてくれるはず。創業時から受け継がれる味を満喫して。

◆手間をかけて丁寧に仕上げた江戸前寿司「常寿司」(浅草)


たぬき通り沿いに佇む「常寿司(つねずし)」は、戦前、現在の雷門通りに出していた屋台からスタートした。自慢は昔ながらの味を守る、江戸前づくし。マグロは漬けで、アジは酢で締めてと、すべてのネタに手仕事がされていて、シャリとのバランスが絶妙。

写真は、玉子、穴子、青柳、コハダ、煮イカのほか、上質なかんぴょうで作るのり巻きも評判の「江戸前づくし」(1900円)。ネタに味付けされているから、まずはそのまま食べるのがおすすめ。


カウンターでは2代目と3代目が寿司を握る。家族で切り盛りしていて、アットホームな雰囲気。気さくな3代目店主の人柄も魅力。浅草の歴史に詳しいから、いろいろな話を聞いて、浅草の和の文化を探って。

◆江戸前にこだわる日本最古の天ぷらの老舗「雷門 三定」


創業1837年、現存する天ぷら屋さんの中では、最も古いと言われている「雷門 三定(さんさだ)」。そんな老舗が今も昔も変わらずにこだわり続けて いるのは、魚介類のみをごま油で揚げる江戸前天ぷら。写真は、名物のかき揚げと、大きなエビ、白身がのった「江戸前の上天丼」(1820円)。

新鮮な素材を100年以上付き合いのある油屋から仕入れた特注のごま油で揚げた天ぷらは、香ばしく、カラッ と軽い口当たり。ボリューム満点ながら食べ 飽きることなく、箸がどんどん進んでいく。


本館は雷門の右隣にあって、数寄屋風の木造の建物が下町風情たっぷり。建物の裏手にある新館は、館内でつながっている。写真は、本館2Fのテーブル席。レトロな窓枠が老舗ならでは。このほか、和の雰囲気が心地いい座敷も。昼間はかなり混み合うので、ゆっくり食事したいなら15時以降がベター。