リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)を戦うU-23日本代表の手倉森誠監督が29日、翌30日に行われる決勝の韓国戦を前に公式記者会見に出席した。

 グループリーグで3連勝を飾り、準々決勝イラン戦では延長戦の末に3-0の勝利を収めて就任以来、初のベスト8突破を決める。準決勝では過去2戦2敗と苦杯を舐めさせられたイラクを2-1で下して決勝進出を果たし、リオ五輪出場権を獲得した。

 決勝で対戦する韓国には14年9月の仁川アジア大会準々決勝で0-1の敗戦を喫した苦い経験がある。指揮官は「一番負けてはいけない相手。仁川でも負けている韓国との決勝戦を待ち望んでいた」とリベンジの機会に燃えている。

 今大会では“鬼門”と呼ばれる準々決勝でイラン、五輪出場が懸かった準決勝で“因縁の相手”イラクと、ここまで一度も勝ったことのない相手を下してきた。「今大会はこれまで負けてきた相手と当たってきたからこそ勝てている」と語ったように、「苦手意識よりもやり返したい思い」を持ってリベンジを果たしてきた。

「全部勝って優勝することで、選手たちの今までの経歴よりも、これからの可能性、希望が差せればということを考えれば絶対に勝たせてあげたい」

 すでに、リオ五輪出場を決めているが、やるべきことはまだ残っている。過去に立ちふさがってきた壁をすべて突破し、アジアの頂点に立つことだけを見据える。

(取材・文 折戸岳彦)


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