「青い瞳」といえば、キレイで神秘的というイメージが強いが、青い瞳の人はアルコール依存症になりやすいという、興ざめの研究成果が米遺伝学誌「AJMG」の2015年7月号に発表された。

研究をまとめたのは米バーモント大学のダウェイ・リー助教授らのチームで、以前から診療所を訪れるアルコール依存症の患者に青い瞳の人が多いことに着目していた。

瞳を青くする遺伝子とアル中の遺伝子は「ご近所同士」

リー助教授らは、うつ病や統合失調症、アルコール依存症、薬物依存症などの精神疾患を持つ約1万人の遺伝子データベースを作った。大多数がアフリカ系とヨーロッパ系の米国人だ。そして、このデータベースを使って、アルコール依存症のヨーロッパ系約1200人を選び出し、瞳の色とアルコール依存症との関連を調べた。

その結果、瞳の色が明るい人は、暗褐色の人よりアルコール依存症の発症率が高かった。特に青い瞳の人は最も高かったという。それにしても、なぜ瞳の色が関係するのだろうか。リー助教授は「特に青い瞳に関連が強いのは、瞳の色を青く決める遺伝子と、アルコールを過剰に摂取することに関係のある遺伝子が並んで位置しているからと考えられます」と説明している。