28日、中国人の粉ミルクによって、オーストラリアの野菜や果物の輸出が停滞している。写真は中国のスーパーの粉ミルク。

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2016年1月28日、環球網によると、オーストラリアの現地メディアは、中国人の粉ミルクによって、オーストラリアの野菜や果物の輸出が停滞していると伝えた。

オーストラリア園芸輸出協会のマニス会長は、「粉ミルクの輸出、特に中国への輸出がオーストラリアの食品の輸出に影響を与えている」と述べた。記事によると、過去12カ月間にアジアの粉ミルクの需要が急速に伸びており、本来であれば野菜や果物を積むはずの航空便の貨物スペースが粉ミルクに占領されている状態だという。

粉ミルクを輸出しているのは、主に中国人が経営する小規模の企業だ。こうした企業は、代理購入を行っており、オーストラリアで粉ミルクを購入して中国の顧客に転売する。高い輸送費を支払えるため、貨物スペースを独占できるのだ。

こうしたビジネスについて、オーストラリア国内ではここ数年、批判が高まっている。粉ミルクの品薄状態が続いており、店側も購入制限を設けるなど対応に迫られている。両国間のFTAの運用が進めば、転売業者に打撃になると期待されている。(翻訳・編集/北田)