28日、韓国のセウォル号船体の引き揚げが、当初計画の今年6月から7月末に遅れる見込みとなった。想定より作業が難航しているとの理由だが、韓国のネットユーザーからはいぶかる声も寄せられている。資料写真。

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2016年1月28日、韓国・聯合ニュースなどよると、韓国の旅客船セウォル号船体の陸地への引き揚げが、当初計画の今年6月から7月末まで遅れる見込みとなった。引き揚げを担当する中国・上海サルベージが昨年8月から水中での作業を進めているが、現場の状況が悪く、想定より日数がかかっているという。

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韓国海洋水産部によると、引き揚げチームが行う水中での作業はまさに難航続き。船体が沈んでいる海域の水流が速く、変動も激しいため、最初に行われた中国人潜水士による調査も当初想定の4倍の4週間近くがかかった。その後、船から流出した油の除去作業や、船内備品の流出を防ぐための扉・窓の保護作業を行っているが、これにも当初予定の3倍近い日数を要している。

同部は行方不明者9人を何としても家族の元に返すべく、引き続き流出防止の作業に全力を挙げる方針だ。引き揚げチームの関係者は、当初の予定よりも遅れるが、台風が来る前に引き揚げを完了したいとしている。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「だから大企業がやると言ってくれた時に引き揚げるべきだった」
「まさか、国民の税金でやるんじゃないよね!?」
「引き揚げのために、天文学的な額の血税が飛んで行く。それに、どうせまた中間マージンを取ってるやつらがいるはずだ」

「引き揚げ自体にもものすごい費用がかかるけど、その後も、船を保存するとか、博物館を建てるとかで、また追加請求が出て来るだろう」
「また何か証拠を消したんじゃないか?」
「セウォル号は政権の素顔をそのままに見せつけた惨事だ。決してばらされたくないことがあるはず。真相究明は絶対不可能」

「総選挙の前に引き揚げるはずがない」
「一番の『想定外』は総選挙だろうね」
「子どもたちは確かにかわいそうだけど、もう国民も疲れてきたよ。もちろん皆がそうではないかもしれないけど」(翻訳・編集/吉金)