馬総統、失望表明の米国に反論  「太平島訪問は平和のため」/台湾

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(台北 28日 中央社)馬英九総統は28日、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島で台湾が実効支配する太平島を初めて訪れ、中華民国の主権をアピールした。

現職総統の太平島訪問は、2008年2月の陳水扁氏に続く2人目。今回の視察について「南シナ海をめぐる領有権問題の平和的解決に役立たない」、「地域の緊張を高める行為だ」として米国務省が失望を表明している。

これに対し、同日夕に台北の空軍基地で記者会見した馬総統は、訪問は太平島を「平和の島」にする決意を伝えるのが目的だとした上で、「米側が懸念していることは起きない」との考えを示した。

また、5月に政権を引き継ぐ民進党が、総統府からの同行要請を拒否したことについて「思いがけなかった」と述べた。

馬総統は、今回の視察で現地駐在の海岸巡防署(日本の海上保安庁に相当)職員らを慰問したほか、談話を発表。南シナ海問題の平和的解決に向け、自身が提唱している「南シナ海平和イニシアチブ」の実践法などを説明した。

(戴雅真/編集:羅友辰)