台北駅と桃園空港結んだ米製バス、全車引退  ファンら別れ惜しむ/台湾

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(台北 28日 中央社)大手バス会社、国光客運の前身、台湾省公路局によって台湾初の高速道路、国道1号の開通した1978年から導入された米製バスの全車両が27日、正式に引退した。同社が開いたお別れイベントには多くのファンなどが詰め掛け、別れを惜しんだ。

バスは米モーター・コーチ・インダストリーズ(MCI)が製造。西部各地を颯爽と駆け抜け、近年は台北駅―桃園空港間を結んだ。最新のバスにも引けを取らない性能が自慢だったものの、部品調達が難しくなったほか、燃費の悪さなどを理由に引退が決まった。

台北西Aターミナルではこの日、同型バス7台を特別展示。うち5台はファンらを乗せ、市内を特別走行した。会場には導入初期に乗務した元バスガールも足を運び、往年の雄姿に思いを馳せた。

当時バスガールは花形職業。劉秀香さんは、採用時に国語、歴史の試験のほかにも知能検査があったと振り返る。厳格な選考があったと話す翁秀敏さんは「飛行機の客室乗務員にも負けなかった」と語った。

同車は今後、歴史的価値があるとして状態のよい3両が国光客運、2両が交通部(交通省)公路総局で保存される。

(林沂鋒/編集:齊藤啓介)