氷山の一角という言葉には目に見えるものは実は大きなものの一部分にすぎないという意味があるが、中国メディアの財経国家周刊は25日、日本が多くの中国人旅行客を引き寄せることができるのは、日本製品の品質の高さのためだけでなく、観光立国として大きな努力を払っているからだと論じている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 氷山の一角という言葉には目に見えるものは実は大きなものの一部分にすぎないという意味があるが、中国メディアの財経国家周刊は25日、日本が多くの中国人旅行客を引き寄せることができるのは、日本製品の品質の高さのためだけでなく、観光立国として大きな努力を払っているからだと論じている。

 記事は2003年から小泉政権によって観光が国策となった点に言及。ある分析によれば、日本はこれまで観光を重視することはなかったが、2003年から経済成長の重要な牽引役として観光産業を発展させ始めたと論じた。

 観光産業はなぜ重要と言えるのだろうか。それは当然、日本への経済的な波及効果が大きいためだ。21世紀は観光産業が世界最大の産業になると予測した学者もおり、日本が観光を国策としたのは当を得ている。

 また日本が観光立国として、査証取得要件の緩和や有効期間の延長、免税対象品目の範囲拡大など、さまざまな努力を払っている点を記事は評価。こうした努力は日本を訪れたことのない中国人にとって大きな魅力となるだけでなく、「リピーター」を生み出すことにもつながるだろう。

 さらに記事は「クールジャパン」について紹介、このイメージ戦略のために375億円もの資金をもって「クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)」が設立されたことに言及している。海外旅行先を決める大きな要因の1つはまさにその国のイメージであり、その国のイメージが旅行者の心を引き寄せるともいえる。

 さらに日本の地方行政や企業が地元の特産ブランドや観光資源を外国人に向けて紹介する取り組みについて紹介し、例えば飛騨高山に旅行を考える中国人はインターネットで高山市役所のウェブサイトにアクセスし、「中国のパンフレット」を簡単に入手できる。パンフレットの内容もかなり質が高い。

 もちろん、日本製品の品質の高さも外国人旅行客にとっては大きな魅力だ。日本製品には中国製品にはない最新の機能や付加価値が存在し、モデルチェンジが早く消費者を飽きさせない。日本は観光立国に向けて、総合的な取り組みを続けてきており、こうした取り組み全体がようやく花開こうとしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)