中国の大手ポータルサイト「捜狐」は27日、教育カテゴリーで西安大学の寧利中教授による、日中の教育を比較する文章を掲載した。寧教授は、日本人には「極限を追求」、「清潔さ守る」、「集団行動」、「ルールと信用を守る」、「礼儀をわきまえる」根性があり、その根性は学校教育で育成されると主張した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国の大手ポータルサイト「捜狐」は27日、教育カテゴリーで西安大学の寧利中教授による、日中の教育を比較する文章を掲載した。寧教授は、日本人には「極限を追求」、「清潔さ守る」、「集団行動」、「ルールと信用を守る」、「礼儀をわきまえる」根性があり、その根性は学校教育で育成されると主張した。

 寧教授は中国で育ったいわゆる「残留孤児」の人々が、完全に中国人と同じ特徴を持つようになるとして、日本人と中国人の違いは血統によるものでなく、教育と成育した環境によると主張。日本と中国の義務教育は、形式的には基本的で教科については中国の方が深く教えるが、日本の教育は人格の育成のために、大きな効果を発揮していると紹介した。

 寧教授はまず、日本では幼稚園時から子供に雑巾がけをさせると指摘。園児もぞれぞれが体をかがめて床を「徹底的」にきれいにする。雑巾は各自が家から持ってきたもので、氏名も書いていると紹介した。

 給食についても、栄養士が管理する献立を生徒に均等に与えると紹介。さらに食事のあと片付けでは、ごみの分別などで環境意識を育成していると指摘した。

 寧教授が特に重視したのが、部活や運動会だ。子どもらは部活に参加することで「先輩と後輩」の順を学ぶと指摘。後輩らは、部活をしている時でなくても外で先輩に会えば自ら進んで挨拶すると紹介した。寧教授は、「部活は大人社会のモデルであり、人と共に生きる際の厳格な規則を体験することになる」と論じ、部活はその後の人生にとって重要な学びの機会との見方を示した。

 また、部活を通じて得た友人は一生の友になりうると紹介した。文化祭などでも「部」単位での参加が多く、展示や物販、ステージでの芸の披露、部員募集など、生徒らが多彩で活気に満ちた活動を自主的に行っていると紹介した。

 運動会についても、重要性を強調した。運動会は団体と団体が競う者で、参加する生徒はなんの報奨もなくても、団体の栄誉のために団結すると紹介した。

 寧教授は、中国では成績と素行のよい生徒はクラスの「幹部」になると指摘。日本では「幹部」ではなく、「植物の世話」、「小動物の飼育」、「新聞」、「読書」などの「係り」であり、「生徒が自分の担当」を持つことになると紹介。日本の学校の「係り」に特権はなく、教師が指名するのでなく生徒自身が話し合いで決めることにも注目。「係り」とは自分の好みにより、皆のために奉仕するものと紹介し、「言わせてもらえば、「日本の公務員は仕事の安定は望むが、特権を追求するのではない」と、学校教育のあり方が、日本では中国よりも「腐敗現象」が少ないことに関係しているとの考えを示唆した。

 寧教授は、幼稚園から大学まで学校に在籍すれば、合計19年になると指摘。日本人の特徴は「根性」であり、その「根性」をもって「極限を追求」、「清潔さを守る」、「集団行動」、「ルールと信用を守る」、「礼儀をわきまえる」のは、長年にわたる教育の賜物と主張した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)