27日、中国外交部の華春瑩報道官は、南シナ海問題をめぐるカンボジア副首相の発言を称賛した上で、中国が主張する「デュアル・トラック・アプローチ」の立場を改めて強調した。写真は南シナ海・南沙諸島に駐留する中国軍。

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2016年1月27日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例会見で、南シナ海問題をめぐるカンボジア副首相の発言を称賛した上で、中国が主張する「デュアル・トラック・アプローチ」(直接の当事国が交渉と協議を通じて争いを適切に解決する)の立場を改めて強調した。中国新聞網が伝えた。

カンボジアのハオ・ナムホン副首相兼外相はこのほど、南シナ海問題について「関係諸国は、東南アジア諸国連合(ASEAN)が関わらない状況下で、争いを解決すべきだ」と述べた。

これについてコメントを求められた華報道官は「南シナ海問題の本質は、一部の国が中国の南沙諸島の島々を侵略・占領したことによる領土争議と、南シナ海沿岸諸国の海洋権益に対する主張が重なっていることにある」と指摘。

その上で、「中国はデュアル・トラック・アプローチの考えに基づいた適切な解決を主張している。争いは直接の当事国が交渉と協議を通じ適切に解決すべきであり、南シナ海の平和と安定は中国とASEAN諸国が共同で維持していくべきだ。これは大多数のASEAN諸国の共通認識でもある」とし、カンボジア副首相の発言について「デュアル・トラック・アプローチが幅広い賛同を得たことを改めて証明するものだ」と述べた。(翻訳・編集/柳川)