リンゴ病が1月(2016年)に入って大人に広がっている。子どもがかかる病気として知られており、頬に赤い発疹が出ることからリンゴ病(伝染性紅斑)と呼ばれ、ウイルス性の感染症だ。発熱、鼻水、咳などの風邪に似た症状が現れるが、大人が罹ると重症化し、関節に耐えがたいほどの痛みを伴いことがあるという。

妊娠中にかかると7割が流産や死産

国立感染症研究所が26日(2016年1月)に発表したところによると、昨年1年間に報告された患者数は9万8500人にのぼり、ここ10年間で最多になった。6〜9月の夏場に増え、9月以降は減少に転じたが、1月に入って再び上昇している。

井荻クリニックの石井愼一院長はこう警告する。「20代から30代の若い女性が子どもを通じて感染することが多く、とくに妊娠初期に罹った場合は、胎児にも影響があるので注意が必要です」。感染した妊婦は流産や死産が7割を超えるという厚生労働省の研究結果も出ている。

予防策はあるのか。コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)はこう話す。「リンゴ病は症状が出ているときは感染力が弱まり、潜伏期に感染力が強くなるという特徴があります。流行している地域は潜伏期の患者も多いので、自治体のホームページに掲載されている流行情報をチェックして、そのエリアには近づかないことも大事です」

といっても、そこに住んでる人はどうしたらいいの。