28日、在韓日本大使館前の慰安婦像の移設問題をめぐり、同地の自治体首長が「芸術作品であるから移転・撤去はない」と発言し、韓国のネットユーザーから支持する声が寄せられている。写真は在韓日本大使館前の慰安婦像。

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2016年1月28日、韓国・ソウル新聞によると、在韓日本大使館前の慰安婦像の移設問題をめぐり、同地の自治体首長が「芸術作品であるから移転・撤去はない」と述べた。

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日本大使館があるソウル市鍾路区の金永椶(キム・ヨンジョン)区長は27日、同紙のインタビューで「少女像(慰安婦像)を移転・撤去する計画はなく、また、あるわけがない。(移転は)国民的な合意によりなされるべき事案」と述べた。金区長自身は建築が専門。11年の慰安婦像設置の際には「碑石よりも芸術作品としての像が良い」と提案し、形状や名称についてもアドバイスしたと明かした。芸術作品であれば、道路法上の道路占有許可の対象とはならず、また設置された道路が鍾路区の所有である以上、区や設置主体の意思に反し強制的に撤去することはできないという。

あくまでも道路を所有・管理する区に設置や撤去の判断が委ねられるという「原則」と合わせ、当の区長による「移転はない」との発言が示されたことに、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「表では撤去しないと言って安心させておいて、裏であっさり撤去するつもりじゃないか?」
「安心できる良い話だ。これからも信義を貫こう」

「歴史を変えることはできないように、つらい記憶をしっかりととどめることも、国民がすべき小さな仕事だ。過去のつらい記憶を刻んだ少女像が、歴史の痛みを理解するための芸術作品として後世に残ればうれしい」

「訪日したおばあさんたちも、この知らせを聞いたら元気が出るはず!」
「金区長、本当にすてきです!」
「拍手を送ります」

「とてもありがたい。どこの誰が撤去すると言っても、われわれ国民が反対する。どの政府も、どの機関も、撤去はできない」
「今も厳しい寒さの中で撤去されないよう像を守る学生たちに感謝したい。政府ももう、撤去しようなどという考えはやめてほしい」(翻訳・編集/吉金)