U-23日本代表から離脱のMF南野は「複雑」と明かすも「クラブから必要とされていることもありがたい」

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▽日本サッカー協会(JFA)は28日、カタールで開催されるAFC U-23選手権2016に参戦中のU-23日本代表からMF南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)が離脱することを発表した。

▽南野の離脱理由は、同選手が所属するザルツブルクの要請によるものとのこと。南野はJFAを通じて途中離脱についてコメント。リオ五輪出場を決めた事を安堵しつつも、ゴールを奪えなかったことに悔しさを感じていると明かした。

「現在の心境は複雑です。U-23日本代表に残りたい気持ちはもちろんありますが、所属クラブから必要とされていることもありがたいです。今大会ではチームとしても個人としても一戦一戦成長していけたと思います。オリンピックの出場権を獲得できたことに対しては、達成感と安堵感がありますし、次につながったことはすごく嬉しいです。個人的にはやはりゴールを決めたかったですが、5連勝して出場権を獲得できましたので、チームを離れることに対してポジティブな気持ちの方が強いです」

「チームのみんなには「決勝に絶対勝ってください、応援しています」と声をかけました。今大会でチーム力や拮抗した試合で勝ちきるメンタル面の強さを示せたと思いますので、ゴールを取れる選手になってリオデジャネイロ・オリンピック本大会のメンバーに選ばれるように所属クラブで頑張りたいです」

▽なお、26日に行われた準決勝でU-23イラク代表を2-1で下し、リオ五輪への出場権を獲得したU-23日本代表は、30日にAFC U-23選手権の優勝を懸けてU-23韓国代表との決勝戦に臨む。

▽また、現在ウインターブレイク中のオーストリアリーグは、2月上旬から再開。20試合を消化して首位に立つザルツブルクは、オスカル・ガルシア新監督の下、2月7日に5位のアドミラ・ヴァッカーとのアウェイゲームを行う。