中国経済はもはや人件費の安さを強みとすることはできず、中国各地で新しい発展モデルが模索されている。中国メディアの大連日報は、中国東北部に位置する遼寧省は韓国に倣って発展すべきであると主張、「韓国に倣い、遼寧沿海経済ベルトの産業構造をモデルチェンジすべきだ」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済はもはや人件費の安さを強みとすることはできず、中国各地で新しい発展モデルが模索されている。中国メディアの大連日報は、中国東北部に位置する遼寧省は韓国に倣って発展すべきであると主張、「韓国に倣い、遼寧沿海経済ベルトの産業構造をモデルチェンジすべきだ」と論じた。

 遼寧沿海経済ベルトとは遼寧省沿海にある大連市など6都市の経済開発区、工業区などからなる経済地域だ。造船業や冶金、石油化学、機械、繊維、建材、医薬、電子等の産業が発展している。

 記事は「2014年以降、遼寧沿海経済ベルトは経済の下降圧力が顕著に現れている」とし、経済状況の悪化を指摘しつつ、「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国経済の急成長前の状況に非常に似ていると論じた。

 では、遼寧省はどのように韓国に倣うべきなのだろうか。記事はまず、地元政府が重点産業の発展支援を打ち出す必要性を指摘。資金をどの分野に投資するのか、企業に有利な政策をどれだけ打ち出せるのか、政府の手腕にかかっているというわけだ。

 さらに、「娯楽を文化産業に転換すべき」とし、韓国が「韓流」を世界に向けて発信することで、娯楽を産業に転換した事例を紹介。ドラマを通じて韓国文化を紹介すれば、その世界観に憧れる人たちは韓流を真似ようとする。結果的に韓国の電子機器や化粧品が人気を集め、韓国を訪れる観光客も増加する。遼寧省など中国北部は女性の身長が高く、ファッションモデルを多数輩出する土地柄であるため、エンターテイメントを発展させるための素地はありそうだ。

 遼寧沿海経済ベルトは、ロシアや北朝鮮、韓国、日本との距離が近く、さらに海にも面しているため絶好の立地条件を備えている。日本企業も数多く進出しており、日本との関係も深いこの地域が、今後どのような政策のもとで発展していくのか楽しみだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)