漫画家・赤塚不二夫生誕80周年を記念して、同氏の代表作のひとつ『おそ松くん』が27年ぶりに『おそ松さん』としてテレビアニメ化。タイトルが変わっているのは、松野家の六つ子・おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松が大人になった姿を描いた作品となっているからだ。

過去の作品というイメージが強い『おそ松さん』。キャラクターも美形というわけでもないのだが、実はいまこの『おそ松さん』が驚異的な人気を集めているのだ。この作品の魅力はいったいなに?ブロガーのコメントを調べてみた。

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現在放送中のアニメのなかで抜群の人気をにおわせる本作だが、実は、

・『おそ松さん』さん大好き!放送日が来るのをいつも心待ちにしています!
・マジでハマってしまいました。部屋に着々とグッズが増えていく……

なんて、好意的に受け止める意見があるかと思えば、

・正直、いまだにどこがおもしろいのかまったくわかりません
・『おそ松さん』すごい人気みたいだけど、そこまでおもしろいのか…!?

など、「おもしろさがよくわからない」という声も。どうやら意外と賛否の分かれる作品となっているようだ。

ただ、『おそ松さん』を表紙にした徳間書店の月刊アニメ誌「月刊アニメージュ」2月号が完売。『機動戦士ガンダム』のマチルダが表紙を飾った1980年3月号以来、約36年ぶりに重版したという事実からも、人気が高いのは間違いない様子。

・『エヴァンゲリオン』や『けいおん!』でもそんなに売れなかったわけだから
 『おそ松さん』、すごいですよね!
・36年ぶりwww。マチルダさんの偉大さが意外な形で再評価されましたね!

では、いったい『おそ松さん』のどこに、みんなは夢中になっているのであろうか?

アニメ好きの分析によれば、

・豪華声優陣の夢の共演に、声優萌えの連中がハート奪われた感じなんでしょ?
・妄想の入る余地の多いアニメだと思う。BL的な視点から楽しんでいるファン多そう
・おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松、それぞれのキャラクターが
 いいよね。いまっぽいし、いい感じに低俗で

といったコメントが寄せられていた。

確かに、声優陣は女性に人気の高いメンバーがずらり。長男から順に櫻井孝宏さん、中村悠一さん、神谷浩史さん、福山潤さん、小野大輔さん、入野自由さんと超豪華。さらにイヤミ役に鈴村健一さんなどファンにはたまらない声優たちが名を連ねている。

そんな状況に、

・声優好きオタク女子の破壊力をまざまざと見せつけられているなぁ
・腐女子の購買能力高すぎだろwwww
・キャラがくっきりしているので“誰推し”とかやりやすそう。これは盛り上がるわな

といった意見が見受けられた。

そう聞くと、なるほど賛否が分かれそうだ、とは思いつつも、とはいえここまで大きな話題をとなるのもめずらしい話。ほかにも人気の秘密はどこにあるのか、みなさんも一度放送を見て、ポイントを探ってみてはいかがだろうか。

(イノウエアキオ)