27日、韓国政府が公務員の選抜基準に「愛国心」を含むよう法改正を進めているのに対し、個人の思想調査につながりかねないとの懸念の声が上がっている。写真は韓国国旗。

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2016年1月27日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国政府が公務員の選抜基準に「愛国心」を含むよう法改正を進めているのに対し、個人の思想調査につながるとの懸念の声が出ている。

政府が26日の閣議で取りまとめた国家公務員法改正案では、公職に就くべき条件に愛国心、責任感、清廉性の3点が盛り込まれた。法案の準備段階で挙がっていた民主性、道徳性、透明性、公正性、公益性、多様性の6点は省かれ、愛国心など3点がより重要な要件として選び抜かれた形だ。

韓国では昨年10月の公務員採用試験に「歴史教科書の国定化」や「国家体制の転覆勢力」に関する問題が出され、受験生の思想が測られていると批判が上がった経緯がある。今回、こうして愛国心が公務員の条件として明文化されれば、個人の愛国心を評価することが正当化される恐れもあり、再び憂慮の声が高まっている。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「愛国心と言えば、少女像(在韓日本大使館前の慰安婦像)を守る少女たちが一番の愛国心だね」
「愛国心を強要する国。ここは北朝鮮か?」
「朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領万歳!を3回。朴槿恵(パク・クネ)大統領万歳!を3回。これで加点してもらえるかな?」

「愛国心を測るのではなく、政権に対する忠誠度を測るということだろう」
「北朝鮮を批判しながら、まねている。情けない」
「愛国心自体が悪いわけじゃないけど、それをどうやって測るんだ?」
「愛国心はもちろん必要。でもこれは、政府に反対する人をつまみ出すようなやり方だ」

「簡単だよ。天皇陛下万歳!これだけ言えば合格。でも、おまけ的にセヌリ党(現政権与党)万歳!と言ってしまうと不合格」
「国民に対する奉仕と尊敬の心の方が大事だ」
「これは違法だ。いよいよ政府があからさまに違法行為をするようになったか」(翻訳・編集/吉金)