26日、韓国の朴槿恵大統領直々の署名で話題となった労働改革関連法案などの早期成立を求める署名活動が、再び物議を醸している。オンライン署名のチェックの甘さを突いた不正署名が相次いでいるのだ。資料写真。

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2016年1月26日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領直々の署名で話題となった労働改革関連法案などの早期成立を求める署名活動が、再び物議を醸している。オンライン署名の数を順調に伸ばす中、同一人物による重複署名が簡単にできることが判明したのだ。

「民生を救う立法を促す1000万人署名運動」のオンライン署名は、大韓商工会議所のホームページなどから行える。氏名・所属・住所を記入し「署名する」ボタンを押すだけで簡単だ。しかしこの簡単さが裏目に出て、不適格な署名が相次いだとみられている。署名運動本部では、IPアドレス、氏名、住所(郡まで)の三つが一致したものは「重複」と見なし削除しているが、逆に言えば、氏名を多少変えれば同じIPでいくらでも署名が可能ということだ。20日にはこの弱点を突くかのように、氏名「朴槿恵1」「朴槿恵2」…「朴槿恵1000」という、朴大統領の名をかたった1000人分の署名が同一のIPから行われていた。

これを受け同本部は、不正確な氏名や虚偽とみられる署名はシステムにより除く対策を取るとしているが、本人確認まで正確に行うすべはなく、署名の信頼性に対する疑念は今後も付いて回りそうだ。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「大統領は悪い人だなあ」
「朴大統領は、選挙開票も捏造(ねつぞう)、世論調査も捏造、署名運動も捏造」
「大統領は7時間ずっと署名をしていたのかな」
「いくら朴大統領でも、まさか自分でやったんじゃないよね?」

「10人の署名を、印刷所で大量にコピーすればいいんじゃない?1億人の署名だってすぐだよ」
「この国はどこに向かっているんだろう?大統領が決まりを無視しているのに、国民には法律を守れって?庶民ばかりが哀れな国だ!」

「なんと!そのうち金正恩(キム・ジョンウン)も署名しそうだね」
「わが朴大統領はすごいですね、皆さん。分身の術を心得る大統領は、世界広しと言えど、わが朴大統領ただ一人でしょう」
「選挙の投開票も、この調子だろう」

「保守系のメディアは、署名が何万を超えたっていうニュースは書いても、こういう重要なことは記事にしない。知ってて書かないんだ」
「普通、ネットでやる署名は、2回以上できないようになっているし、最低限の個人情報は入力するものだよ」(翻訳・編集/吉金)