「シーエアリアル」の活用イメージ

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 三菱電機は27日、海水を空中に吹き出し、その水柱を電波アンテナとして利用する、世界初の技術「シーエアリアル」を開発したことを発表した。海岸や海上など海水があれば、大がかりな建造物なしで、アンテナの設置が可能になるという。

 「シーエアリアル」では、海水中には電流を流さず、アンテナ送受信部だけに高周波電流を効率よく流す給電構造(筒状の絶縁ノズル)を開発。シミュレーションを重ね、実用レベルのアンテナ効率で70%を実現した。ポンプと給電構造のみでアンテナを設置できるため、どこにでも大型のアンテナを設置できる。一方で、装置自体はコンパクトなため、船などで移動させることができる。

 すでに、海水を使ったアンテナで、地上デジタルテレビ放送の受信実験を行い、画像を映し出せることを確認済み。今後は、低周波用大型アンテナの置き換えやコンパクトさを活かした新事業を展開する。