まもなく春節(旧正月)を迎える中国で、にわかに日本の駅弁に注目が集まっている。中国では都市部で仕事をしている人や学生は、春節になると一斉に帰省するが、その際に利用することになる鉄道の弁当に対して「高額でありながら不味い」と不満が高まっているためと思われる。(イメージ写真提供:123RF)

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 まもなく春節(旧正月)を迎える中国で、にわかに日本の駅弁に注目が集まっている。中国では都市部で仕事をしている人や学生は、春節になると一斉に帰省するが、その際に利用することになる鉄道の弁当に対して「高額でありながら不味い」と不満が高まっているためと思われる。

 中国の駅弁が「高額でありながら不味い」のと対象的に、日本の駅弁は非常に美味しく、その土地ならではの名産品を散りばめた日本の駅弁の美味しさは中国でも認知度が高まりつつあるようだ。香港メディアの鳳凰網はこのほど、日本を訪れ、鉄道を利用する機会があるなら駅弁は必ず食べておくべきと論じた。

 記事はまず、日本の駅弁について「鉄道を利用するうえでの楽しみの1つ」であると伝え、たかが弁当だと侮ってはいけないと指摘。その精緻な作りは「とてもじゃないが弁当には見えない」と論じた。確かに、中国の鉄道内で販売される弁当を食べ慣れた人からすれば、日本の駅弁は弁当には見えないだろう。それだけ、中国の弁当は質が低いということだ。

 さらに、日本の駅弁は主に焼いたものや、煮たもので構成されており、味付けは主に醤油味や味噌味であるとし、「冷えていても美味しいのが特徴」と紹介。確かに油を大量に使う中華料理は冷えると油が固まってしまい弁当にはあまり適さないが、日本の弁当は油を多用しないため冷えていても美味しく食べられる。

 また記事は、日本には数千種類の駅弁があるらしいと驚きを示しつつ、「日本の駅弁はもはや食べ物という役割を超越した存在であり、日本各地の特色や移り変わる季節を反映させた味が1つの箱のなかに表現されている」と高く評価。日本の旅をさらに味わい深いものにしてくれる魅力的な存在だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)