26日、北朝鮮の核実験実施への対抗措置として韓国が再開した拡声器放送の効果に、韓国国内で疑問の声が上がっている。資料写真。

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2016年1月26日、韓国メディア・韓国日報は、北朝鮮の核実験実施への対抗措置として韓国が再開した拡声器放送の効果に、韓国国内で疑問の声が上がっていると報じた。

北朝鮮が4度目の核実験を実施した直後、韓国政府は報復として対北拡声器放送を再開した。昨年8月、北朝鮮の挑発に対抗して再開した時には、北朝鮮が最後通告に言及してまで停止を求めた大嫌いなはずのもの、それが拡声器放送だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領も「最も効果的な心理戦の手段」と自信を持っており、今回は前回の2カ所から11カ所に拡声器を増設したパワーアップ作戦で臨んだ。

しかし、結果は完全な期待外れ。北朝鮮の反応は前回とまったく異なり、労働党秘書が一度非難の発言をしただけ。逆に北朝鮮は待ち構えたように韓国に向けた拡声器放送で対抗し、現場では両者の音がぶつかり合って、北朝鮮住民に韓国からの音声が届いていないのではないかとの指摘もされている。

拡声器放送再開をめぐっては、韓国のネットユーザーの間でもその効果を疑問視する声が聞かれていたが、この報道に、ますますそうした声が強まっている。

「核攻撃を拡声器で防ごうとする、まったく創造的な防御戦略だ」
「拡声器放送が最も強力な制裁の一つだと、大統領が言ってなかったっけ?」
「わが軍が持つ最強の武器である拡声器の効き目がなくなったとしたら大変だ。すぐに電波の会社に連絡して、性能をアップグレードしないと」

「水爆や核兵器を作る能力があるのに、拡声器放送を怖がるはずがない。政府も軍首脳部も、そう信じたいだけだろう」
「制裁手段が拡声器しかない無能な政府」
「もともとおかしな方法だって分かってたじゃないか」
「じゃあ、政府は何を期待してたの?核戦争でもやろうって?」

「韓国人は北朝鮮の放送を信じないし、北朝鮮の人だって同じだよ。効果なんてあるわけない」
「これほど笑える話もないね」
「拡声器がうんうんうなる音ばかり聞いてストレスだって、前線にいる息子が休暇で帰って来た時に言っていた」(翻訳・編集/吉金)