カタール戦で決勝点を挙げたクォン・チャンフン。欧州のスカウトも熱視線を注ぐ、韓国期待の新星だ。(C) Getty Images

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 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア選手権の準決勝第2試合・カタール対韓国が、1月26日19時30分(日本時間27日・1時30分)のキックオフで行なわれた。
 
 勝てば五輪出場が決まるシチュエーションのためか、前半は互いに動きに硬さが見られる展開となった。立ち上がりこそ、ともにサイドを起点に攻め合う姿勢を見せたものの、次第にゲームは膠着。カタールは、エースのアフィフが韓国の激しい守備に封じられ攻め手を失い、一方の韓国もカタール守備陣の粘り強いディフェンスを崩しきれない。
 
 結局前半はスコアレスで折り返した。
 
 しかし、後半立ち上がり、韓国が電光石火のカウンターで均衡を破る。後方からのロングフィードに抜け出したリュ・スンウが、飛び出してきた相手GKよりも一歩先に足を出してゴールに流し込む。懸命にクリアしようとしたカタールDFの追走も及ばず、ボールはそのままカタールゴールのネットを揺らした。
 
 先制点を奪った韓国は攻撃のリズムを掴み、さらに相手ゴールを脅かす。56分、相手GKの好守に阻まれたもののキム・ヒョンが強烈なミドルシュートを放つと、62分にはイ・チャンミンがゴール左にわずかに逸れたものの惜しいミドルを放った。
 
 一方のカタールは64分にアリ・アサドが強烈なヘディングシュートで韓国ゴールを強襲。しかし、これはGKキム・ドンジュンの好守に阻まれた。
 
 残り20分、カタールはさらに攻撃の手を強め、韓国にじわじわと圧力をかけていく。そして79分、この日再三鋭い突破を見せていた左SBのハッサンのドリブルから突破口を開き、右からのクロスにアラディンがボレーシュート。これがGKキム・ドンジュンの脇をすり抜け、ゴールに吸い込まれた。カタールが1-1の同点に追いつく。
 
 このゴール以降、試合は俄かにスピードアップした展開に。中盤も極端に間延びし始め、互いにカウンターから決定的な場面を次々と作り出す。そして、この殴り合いの展開を制したのは韓国だった。
 
 89分、韓国はカウンターから右サイドを崩すと、最後はクォン・チャンフンが倒れ込みながら左足で押し込み、勝ち越しに成功。さらに終了間際の90+6分には、やはりカウンターからダメ押しの3点目をムン・チャンジンが決めて勝負あり。
 
 韓国が3-1で開催国のカタールを下して、8大会連続の五輪本大会出場を決めるとともに、決勝で日本と激突することとなった。決勝は1月30日(土)の17時45分(日本時間23時45分)にキックオフされる。
 
 また、敗れたカタールは3位決定戦に回り、イラクとリオ五輪出場をかけて激突。3位決定戦は、1月29日(金)の17時45分(日本時間23時45分)キックオフとなる。