明日、開幕!チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」を直前学習

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パリ生まれのチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が、明日、2016年1月27日(水)から31日(日)までの期間、新宿NSビルで開催される。“カカオの誘惑。ショコラの冒険”をテーマに、世界9カ国の約100ブランドが大集合するというから、チョコレート中毒の女子は見逃せないはず。でも、そんなに数多くあったったら迷ってしまいそう…という人のために、「サロン・デュ・ショコラ」担当バイヤーの秋山さんを直撃、同イベントの注目ポイントを教えてもらった。

写真)「ジャン=ポール・エヴァン」の「エクスキモモ」(2個入1080円、3個入1620円)◆ここでしか買うことができないセレクションボックスをチェック


まず注目したいのが、トップショコラティエのチョコレートを詰め合わせたイベント限定のセレクションボックス。

ラインナップは4種類で、写真の「ショコラの冒険」(9180円)は、17ブランドのチョコレートを1粒ずつ揃えた豪華版。自宅のヴェルベーヌ=クマツヅラを使った「フィリップ・ベル」の「ヴェルベーヌ」や、オリーブオイルとレモンを組み合わせたショコラ「クリスチャン・カンプリニ」の「ヴァロン デュ カレイ」など、それぞれユニークなフレーバーが揃うから、独り占めしたくなってしまうかも。

「カカオの誘惑」(10個入5400円)は、アプリコット、グレープフルーツ、ライチなどのフルーツとカカオのマリアージュがテーマ。「テール・ド・カカオ/クリュ・ド・ショコラ」(12個入6480円)は、マダガスカル、タンザニア、アイティなど6種類のカカオをそれぞれ、タブレットとボンボンショコラで食べ比べすることができる。

そして、「ワールド チョコレート マスターズ」(7個入3780円)は、パリの「サロン・デュ・ショコラ」で2年に一度開催される国際コンクールの歴代の日本代表のチョコレートを集めたものとか。絶品チョコレートが並ぶセレクションボックスは、いずれを選んでも満足できるはず。

◆今回、“初上陸”をする注目ブランドは?


2016年の注目店といえば、スペインを代表する人気パティスリー「ブボ バルセロナ」。今夏には日本に店舗をオープンする予定というけれど、「サロン・デュ・ショコラ」ではそれに先駆けて同店の名品を味わえるそう。

写真の「ボンボンセレクシオン」(6個入3024円)には、トマトゼリーとトーストしたパン入りの「バンコントマテ」など、オリジナリティあふれるフレーバーが並ぶ。そんな斬新なアイデアに満ちたショコラと大胆なパッケージが同店の特徴なのだとか。

「ナッツ類をカカオパウダーやチョコレートでコーティングした『チョコフルーツ』シリーズ(2592円〜)もやみつきになるおいしさです」(同)

また、クリオロ種に的を絞った「クリオロ バイ アントワーヌ・サントス」は、天才と名高いアントワーヌ・サントス氏の新ブランドで、こちらも今年5月の正式お目見えの前の登場。しっとりしたチョコレートスポンジと濃厚なクリームを合わせた「トレゾー・ナチュール」と「トレゾー・キャラメル」(各2592円)は、チョコレートのおいしさを堪能できる逸品。注目のブランドをこの機会にぜひ先取りして。

◆食べ比べて知る。カカオの奥深い世界


さまざまな産地のカカオを食べ比べて楽しむのが、今年のトレンドのひとつ。例えば、フランスの国家最優秀職人章M.O.F.であるアルノー・ラエールの「ショコラ・アソート グランショコラ」(6個入2916円)には、6つの産地のカカオが揃う。

カカオ感が強いマダガスカル、酸味が強くフルーティーなベネズエラ、スモーキーなインドネシア、バターのような香りを持つコロンビア、苦みが心地いいペルー、フレッシュな印象のサオトメ…と、いずれも個性豊かな味わいで楽しい。

南仏ショコラティエの代表格であるクリスチャン・カンプリニも、4種類の産地のカカオを詰め合わせた「ショコラ・アソート」(4個入2376円・写真)を販売する。こちらは、左上から時計回りに、マダガスカル、ベネズエラ、タンザニア、メキシコのカカオを使用しているとか。

また、芳醇な香りの余韻を残しながらも爽やかな口どけを持つ、ベトナム産カカオは今、多くのショコラティエにとって気になる存在みたい。試してみたい女子は、「ユーゴ・エ・ヴィクトール」とベトナムの新進ブランド「マルゥ」とコラボレーションした「カルネ・ビーントゥバー」(12個入4536円)をチェックして。

「上級者は、ベトナムの6つの異なる省で採れたカカオをセットにした『マルゥ』の『マルゥ・24gバー・6枚組アソート』(2538円)も試してみてください。殻(ポッド)の状態から作り上げた“ポッドトゥバー”のタブレットなど、珍しい味わいを楽しめますよ」(同)

ちょっと通な気分でカカオの食べ比べを楽しんで。

◆女性パティシエの華やかなショコラに注目


女性ならではの感性で仕上げたショコラは、見た目も華やかで自分へのご褒美にもぴったり。写真は、名門「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」での修業経験を持つアリーヌ・ジェアンさんの「パレ・ド・フルール」(20個入3240円)。ブラックチョコレートにスミレとバラの砂糖漬けを花冠のように飾ったショコラは、シャンパンとの相性も抜群だそう。

このほか、ラベンダーやタイムなど、自然の花や葉からとったエッセンスを加えた「ガナッシュ・ド・ハーブ」(9個入3456円)もラインナップ。濃厚さと控えめな甘さを併せ持つこちらは、赤ワインといただくのもおすすめとか。お酒と一緒にいただくショコラは、大人女子に癒しの時間をくれるはず。

「この2品は、2月3日(水)から2月15日(月)まで伊勢丹新宿店の本館6階=催物場で開催される『スウィーツコレクション』でも買うことができます。また、『ベルナシオン』で修業をつんだシルヴィ―・フォーシェさんの『スクレドゥカカオ』も、繊細なチョコレートが要注目です」(同)

◆選りすぐりのブランドが腕を振るう。特別なチョコレートメニュー


さらに会場では、ここだけで味わうことができるテイクアウトメニューも充実しているとか。「ジャン=ポール・エヴァン」や「フレデリック・カッセル」など、憧れブランドのスイーツが並ぶというから、見逃せない! 

「ジャン=ポール・エヴァンの『エクスキモモ』(2個入1080円、3個入1620円)はマダガスカル、ベネズエラ、サオトメとそれぞれ異なる産地のショコラソースでコーティングした3種類をご用意しています。パリのマレにあるお店で夏期限定で登場したメニューを、ぜひこの機会に味わってください」(同)

モエールショコラをもっちりした食感の生地で包み、たこ焼き器で焼き上げた「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」の「TAKOYAKI ショック ショコラ」(4個入432円・写真)も、見た目からして気になるスイーツ。タコ焼きにしか見えないこちらは、青ノリは抹茶、紅ショウガはフランボワーズのマカロンラスクで、ソースはチョコレートとか。一口食べると濃厚ショコラが飛び出してたまらないおいしさ。

このほか、カカオの果肉入りでさっぱり味の「カカオパルプスムージー」(540円)や、チアシードのソースをかけた「ヨシノリ・アサミ」のアイスクリーム「クレーム グラッセ ショコラ」(各670円)など、カカオの魅力たっぷりのメニューが盛りだくさん。イベントならではの極上スイーツをしっかり会場で堪能して。