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(台北 26日 中央社)台湾の映画監督、林伯勲さんが先日、中国大陸・珠海市でホームレスに目や身体を刺され、危篤状態になっていることが26日、分かった。台湾の対中国大陸窓口機関、海峡交流基金会(海基会)によると、林さんは16日早朝、バス停で寝ていたホームレスが寒くないように、着ていた上着をかけてあげようとしたところ、被害にあったという。

林さんは刺された後、自力で現地の病院に向かい診察を受けた。医師からの許可を得て一度は退院したものの、その後再び体調が悪化し、別の病院に入院。25日に危篤通知が出された。

家族は台湾で治療を受けさせたいとしているが、現状は厳しい。脳に水がたまっているため、移動は好ましくないとの診断が下されたほか、医療専用機の費用は350万円以上に上り、負担は難しい。

海基会によれば、1日あたりの医療費は1万6000人民元(約28万6400円)に上る。林さんは9年にわたり中国大陸で仕事をしており、台湾の国民健康保険は未払いのため、利用はできない。現在でも昏睡状態にあり、今後も医療費が膨れ上がる可能性があるとして、同市の台湾企業で構成される「珠海市台商投資企業協会」によって募金活動が始められている。

海基会は中国大陸の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会を通じてすでに公安機関に通報。容疑者の迅速な逮捕を願った。

(陳家倫/編集:名切千絵)