26日、韓国・朝鮮日報によると、中国人の男女2人が深夜に仁川国際空港の出国ロビーのドアを開けて侵入し、韓国で4日間不法滞在していたことが分かった。写真は仁川国際空港。

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2016年1月26日、韓国・朝鮮日報によると、中国人の男女2人が深夜に仁川国際空港の出国ロビーのドアを開けて侵入し、韓国で4日間不法滞在していたことが分かった。参考消息網が伝えた。

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記事によると、共に31歳だという中国人の男女は、日本の成田空港から大韓航空KE002便で20日午後7時31分に仁川空港に到着した。2人は21日午後8時16分に北京へ向かう便に乗り換える予定だった。

20日午後8時50分ごろ、2人は乗り換えの安全検査を受けた後、出国ロビー3階の免税店に移動。そして、ここから入ることができないはずの3番出国ロビーに侵入する。仁川空港の六つの出国ロビーのうち、4番だけが24時間稼働しており、残りは午後11時から翌朝6時まで閉まっているが、男が午後11時54分ごろに3番出国ロビーに近づくと、ドアは自動で開いた。

男は1時間20分の間、ロビー内を歩き回った後、21日午前1時11分に、一緒にいた女を引き入れる。2人はその後、出入国検査台の横にある職員用の通用口をあっさりと通過する。ここでも、自動でドアが開いたという。なお、仁川空港の2〜5番ロビーは法務部の管轄だ。そして、午前1時25分に2人は「最後の関門」となる空港ロビーに通じるドアを手で開いた。

2人は21日午後7時に北京へ向かう便に搭乗予定で、法務部は21日の時点で大韓航空から2人が搭乗していないとの情報を得ていたものの、空港に2人の捜索を要求したのは翌22日の午後8時を過ぎてからだったという。結局、2人が韓国内で逮捕されたのは25日になってからのことだった。

記事は、「1日17万人余り、年間4900万人が出入りする仁川空港の保安システムが、実際は役に立たないことが分かった」と批判的に伝えている。仁川国際空港は韓国保安当局によって保安レベルが“最高”に指定されている主要な施設だが、2人が逮捕されたのは事件発覚から24時間以上経ってからのことで、安全管理体制の不備に波紋が広がっている。(翻訳・編集/北田)