26日、オランダのインターネット上で、現地に住む中国人に粉ミルクをかける悪質ないたずら動画が出回っている。写真は粉ミルク。

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2016年1月26日、澎湃新聞によると、オランダのインターネット上で、現地に住む中国人に粉ミルクをかける悪質ないたずら動画が出回っている。

動画の長さは3分30秒ほどで、冒頭に2人の若者が粉ミルクが積まれた車のトランクをバックに登場する。その後、街中の映像に切り替わり、まず1人の若者が中年の中国人男性に「粉ミルクいる?」と尋ね、「要らない」と返事をしたとたん、持っている粉ミルクを男性にぶちまけて全速力で逃走する。続いてもう1人の若者は、歩いてきた中国人に何も言わずに突然、粉ミルクをかけ、逃走している。動画には、2人がこの後も10人前後の中国人に同様のいたずらを行っている様子が映っている。

ネット上の書き込みなどから、2人の名前は“Romme Terbeek”と“Kenzo Hanter”であることがわかった。Kenzo Hanterのフェイスブックには、一時、この動画がアップロードされていたが、現在は削除されている。オランダでは、中国人による転売目的の粉ミルクの買い占めが問題となっており、背景にはそうした事情への不満があるとみられる。

このいたずらに対して、オランダのネットユーザーは「愚かな行為だ。多くの母親が粉ミルクを買えないでいるのに、中国人が粉ミルクで商売しているってだけのことでこんなふうに使うなんて」「教養のない人間だ。同じことが彼らの家族の身に起きればいい。被害を受けた中国人たちは何も問題を起こしちゃいない」など、多くが批判の声を寄せている。

また、現地で生活する中国人からは、「なんて民度の低い!」「中国人は団結しないといけない。今後はガソリンや銃弾が降りかかってくるかもしれない」「初めは怒りを覚えたけど、冷静になったら屈辱感と、何より恐怖を覚えた」などの声があがっている。

オランダでは過去に、粉ミルク購入をめぐって中国人同士が街中で取っ組み合いのけんかをするという事件があった。市場では粉ミルクの品薄状態が続いているほか、窃盗事件(2014年だけで900件)も増加している。(翻訳・編集/北田)