【家電】ネット最安値より安くなる! 実践したからわかる「家電量販店」値引きテクまとめ

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誰だって家電製品は少しでも安く購入したいですよね?
今回は筆者の体験から、家電量販店の値引き術等をお教えします。

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ネットのほうが安いという意見もありますが、筆者の場合はいつもネット最安値より安価で購入していますよ!

欲しい機種何点かにあたりをつけていくことが大切

家電製品の場合、たとえば冷蔵庫一つとっても、さまざまな性能のものがあります。冷蔵庫の場合は、決まったスペースに置けなければ意味がないので、サイズを決めていく方は多いと思いますが、サイズだけではなくインターネットで各機種の機能をあらかじめ調べて、自分の欲しい商品を決めておくことは大切です。近年は価格.comなど、メーカーを越えて比較できるサイトがあるので一応確認しましょう。

確認ができたら、家電量販店へ。やはり長年使うものなので、実際に目で見て、触って、商品を確かめることは大切ですよね。

なかには、家電量販店で実際に商品を見て、それからネットで最安値のものを購入する方も多いと思われますが、筆者の場合は家電量販店でそのまま購入します。なぜなら、それが一番安心で、なおかつお得だからです。

絶対注意! いきなり値段交渉をしてはいけません!!

欲しいものが一つに決まっているからといって、いきなりの値段交渉は禁物です。まずは、店員の商品説明を聞きましょう。この時、プロの店員ほど話が長くなりますが、できるだけ真剣に頷きながら聞くことが大切です。

次に、似たような価格の機種で、その商品よりお得な商品、おススメの商品はないかと聞いてみましょう。この時、ほかの商品の性能もきちんと紹介してくれ、なおかつ各商品のメリット、デメリットも答えてくれるのがプロの販売員です。筆者の経験でいうと、ここまでで1時間くらいの時間は費やしてしまいます。

店員のなかにはメーカーの法被をきた方がよくいます。これはメーカーから派遣された方の可能性が高いです。購入したい機種が決まっている場合、商品の説明をできるだけ詳しく聞きたい場合は、その方に聞くのもありだとは思います。ただし、価格の最終決定権を持っているのは店側なので、値引きを進めていくと売り場の責任者が出てくることになると思います。

相手はプロ!値下げ交渉はできるだけ丁寧に行いましょう

ここからが値段交渉です。もし、購入したい機種が決まっているのであれば、「ネットではこれくらいの価格だったのですが、この店ではどれくらいになりますか?」と交渉してみましょう。この時、一応ケータイを持って行って、価格.comで確認をとってもよいでしょう。間違っても「ネットではこの値段だったので、これと同価格か、それより安くしろ」という横柄な態度をとってはいけません。

さらに「今日、この場で買って帰りたい」という意思表示を示すことも大切です。すると、店員は「少しお待ちください」といって、一度その場を離れるはずです。これは、売り場責任者に交渉へ行くためです。

そして大抵の場合は、「ネットの最安値には及びませんが、ポイントを加味すれば、お得な価格になっているはずです」という価格、もしくは「値段は下げられないのですが、ポイントを多くつけて、ネットに近づけるようにしました」という答えが返ってくることが多いと思います。

欲しい商品が決まってない場合は、まずは店員のおススメを聞きましょう。商品のなかには、在庫が多く余っているなどの理由で、同じような性能でありながらほかのメーカーより安価で提供されている場合があります。もしくは、型落ち品(現行機種の一つ前の機種)で、ほとんど性能が変わらないものを紹介されることもあります。筆者もこのような機種を紹介され、決めていた機種から乗り換えた経験は多々あります。

しかし、そこでもし気に入った商品があっても即決は避けましょう。「ちょっとお茶でも飲みながら少し考えてきますので、後でまた来ます」といって店員から名刺をもらい、一度売り場を後にしてください。そして、紹介された機種の情報を価格.comで確認しましょう。そして、最安値より安価だったら、再び戻って即決しましょう。(筆者の経験でいうとネットの最安値より安価な場合が多いですが、そうでなかった場合は店員に価格交渉してみるのも手だと思います)。

どの家電にも安値時期があるが、見極めが肝心です

どの家電製品も、基本的には新発売時期が一番高価で、徐々に安くなっていきます。ファミリー向けの冷蔵庫であれば、最終的には10万円以上安くなる場合があります。以前であれば、メーカーからの新商品の情報が早期から出ていたので安くなる時期の見当はつけやすかったのですが、今は直前の発表になっていて、そうはいきません。

しかし、例年、新商品が発売される時期は決まっているので、あたりをつけることは可能です。では、新商品が発売されるどれくらい前に買うのが一番よいのでしょうか?

もし欲しい商品が、人気商品である場合は、新商品の発売前であっても売り切れていしまったり、在庫が残っていても逆に値上がりしてしまったりする場合があります。そのため、その1〜2か月前が最安値だったということもあり、筆者もビデオカメラで後悔したことがあります。これはできるだけ、足繁く通って確かめるしかありません。

店員によっては、製造が終了していて在庫がどれくらい余っているという状況を教えてもらえる場合があるので参考にしましょう。

一方、生活家電の場合は、新商品が発売された後も、型落ち品が在庫処分価格で発売されている場合があります。ネットやカタログで新商品と比較して、ほとんど差異がないようでしたら、迷わず型落ち品を購入することをおススメします。

家電、どこで買いますか? いつ買いますか?

同じ系列の家電量販店であっても、店によって価格差、値引き率の異なりがあります。たとえば、ヤマダ電機でも渋谷と池袋は違いますし、ビックカメラの有楽町と新宿では違います。ましてや郊外の店となると大きく価格差が生じることがあります。

大きな違いは、近くに競合店があるか、ないかです。近くに競合店があれば、客のほうは二つの店を行き来しながら値段交渉ができるので当然のことです。また、大型店や本店には在庫が多い商品が集まりやすい傾向があるので、お買い得商品も出やすいのです。

また、実際に購入をしたいのであれば、夕刻以降に店を訪れるのが得策です。タイムセールが行われているというのもありますが、大抵の売り場ではノルマを設けているので、ノルマに達していない売り場は、多少無理な価格交渉に応じても売ってしまいたいという事情があるのです。それが決算期の日曜であればなおさらです。

さらに、天候が悪い日であればノルマに達していない売り場が多いので狙い目です。筆者の場合、9月末雨の日曜に、定価42万円、販売価格32万円のマッサージチェアを結局24万円で購入した経験があります。これはネットの最安値より3万円安い価格でした。

家電量販店のポイント、有効活用していますか?

家電量販店では基本的に、ポイントカードがあります。ネットショップと比べて値段が高い商品でも、ポイント還元の分を換算するとお得な買い物ができることがあるので、筆者も重宝しています。ポイントにはいくつかの特徴がありますので、よりお得なポイントの活用法を考えてみましょう。

まず基本的にポイントを使って買い物をするときは、ポイントはつきません。まぁ、当たり前のことです。ですから基本的にポイントがつかない商品、少ない商品を購入することをおススメします。たとえば、ポイント20%還元の商品より10%の商品を、ポイント10%の商品より3%の商品を購入するほうが有益なのです。

その応用として、さらに有効な使い方があります。まずポイントはできるだけ溜めること。できれば5万円以上は溜めておきたいです。溜めたポイントは、高価な商品を購入するときに使います。

高価な買い物をするときは、大抵の方が値引き交渉をすると思いますが、この時「ポイントはつけなくてよいので、どこまで現金値引きできますか?」と聞いてみましょう。大物家電の場合はポイントがつくよりもかなり低い価格を引き出すことができるはずです。

筆者の場合は、9万8,000円+ポイント10%が限界だったパソコンが、9万円ちょうどポイントなしになりました。そこで、9万円分すべてをポイントで支払ったのです。この支払方法のポイントは、支払いの段階までポイントが溜まっていることを、店員に伝えないことです。セコイと思われるかもしれませんが、もっとも有効なポイントの使い方です。