世界一の台湾人パティシエール、初心を胸に開業「温もりあるスイーツを」

写真拡大

(台北 26日 中央社)スイーツの国際コンテストでの優勝経験を持つ台湾出身のパティシエール、童シュウ瑩さん(24)が開いたスイーツ店が北部・新竹県内にある。童さんは「初心を胸に、温もりのあるスイーツを作り続けたい」と目標を掲げた。(シュウ=王へんに秀)

童さんは新北市出身。中学生の時にお菓子作りに興味を持つようになり、スイーツの道に入った。家族に美味しいスイーツを食べさせたいとの夢を叶えるため、高校や大学で料理を専攻するほか、腕を磨こうとセミナーなどにも積極的に参加。10年間で投資した金額は200万台湾元(約704万円)に上る。

世界司厨士協会連盟(WACS)が認証する料理の世界大会「韓国国際料理博覧会」(IFK)に出場したのは大学在学時。フランス菓子部門で「Mother’s Love」(母の愛)をコンセプトに、4人の姉弟を表現したブラウニー、マカロン、フィナンシェ、ヌガーを製作し、欧米から参加した14チームを下した。童さんの優勝は当時、世界最年少だった。

「長年チョコレートの作業場にいるので、私の手はずっと18度に保たれるのに慣れているんです」童さんは語る。手の温度でチョコレートが溶けてしまう可能性があるためだという。作業時間は14時間に上る。室内が乾燥しているため、脱水症状に陥らないように水分補給に気をつけていると苦労も明かした。

念願の店「童之家」は昨年8月にオープン。開業資金300万元(約1057万円)は友人と共同出資した。開店から半年足らずだが、評判は上々。1カ月の売上は25万元(約88万円)に達する。両親も童さんが夢を追う姿を応援してくれているという。

(邱柏勝/編集:名切千絵)