台湾人の映画・映像監督の林伯勳さん(41歳)が16日午前2時ごろ、滞在先の広東省珠海市でホームレスの男にさされ、意識不明の重体になったことが分かった。(写真は新浪網の26日付報道の画面キャプチャー)

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 台湾人の映画・映像監督の林伯勳さん(41歳)が16日午前2時ごろ、滞在先の広東省珠海市でホームレスの男にさされ、意識不明の重体になったことが分かった。

 林さんは、バス停の近くでホームレスの男が路上にTシャツ1枚でたたずんでいたのを見た。中国南部の広東省ではあるが、現在は強い寒波に見舞われている。林さんはホームレスの男を放っておけなくなり、自分のコートを脱いで着せてやろうとした。男は林さんに殴られると思って口論になった。激怒した男が刃物で林さんの頭部を刺したという。

 林さんは現地の珠海人民医院(病院)に運ばれた。医師は当初、「それほど大きな問題はない」と説明し、20日の退院予定とした。意識もはっきりしていたという。

 しかしその後、容体が悪化した。家族は21日なり林さんを設備がさらに整った中山大学第5医院に転院させた。検査の結果、医師はやはり「問題ありません」と言った。しかし容体はさらに悪化を続け、25日になってから脳周囲に水がたまったいることが分かった。病院側は「危険な状態に陥った」と説明した。さらに26日になり、肺の部分にも異常があることが分かった。

 林さんは8年間に渡り、大陸部で仕事をしてきた。

 大陸メディアの新浪網が同件を報じると、大陸在住と名乗る読者から、「ホームレスに同情は不要。あいつらは詐欺をしているか精神に異常がある」、「ホームレスには個人がかまう必要はない。冷淡なんじゃない。国の仕事だ」など、個人がホームレスに手を差し伸べるべきでないとのコメントが多く集まった。不必要なことにかかわって、損をするのは自分という殺伐とした雰囲気を感じることができる。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の26日付報道の画面キャプチャー)