24日、中国のレストランの料理から法律で使用が禁じられているケシの成分が検出された問題をめぐり、騰訊網は「ケシを使った料理に中毒性が期待できるという考え方は誤り」とする文章を掲載した。写真はケシの花。

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2016年1月24日、中国のレストランの料理から法律で使用が禁じられているケシの成分が検出された問題をめぐり、騰訊網は「ケシを使った料理に中毒性が期待できるという考え方は誤り」とする文章を掲載した。

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中国食品薬品監督管理局は先ごろ、全国のレストラン35店が提供する料理からケシの成分が検出されたと発表した。中国当局は2014年12月にアヘンの原料であるケシの実の殻を食品に添加する行為を「厳しく取り締まる」との通知を出したが、今回の摘発でいずれも鎮痛作用のあるモルヒネ、コデインなどが含まれる殻の成分が見つかっている。

中国では外食産業が急速な発展を遂げた1980年代ごろからケシガラを使用するレストランが出現、これら料理は火鍋、ラーメン、焼き物料理など多岐にわたる。当局は85年からケシガラを「特殊薬品」として管理を始めたが、レストランによる使用がなくなる気配はなく、「おいしさが増す」「料理を食べた客は病みつきになる」などと考えられていることが使用の絶えない原因とみられている。

ただ、中国薬物依頼性研究所の教授は「ケシガラそのものには味がない」として、おいしさが増すという考え方に疑問を呈す。中国農業大学の専門家による火鍋を使った実験でも、ケシガラ入りとそうでないものとで味の違いを判別できた人はいなかった。

さらに、中毒性についても原因といわれるモルヒネの含有量は0.005〜0.5%程度と低く、10〜15%を含むアヘンとは大きな差があるとのデータが出た。あるサンプリング調査ではケシガラ入りの火鍋のスープ1リットルから最大で8.5ミリグラムのモルヒネを検出。全て飲み干した場合でも依存性を引き起こす量にはならず、「ケシの実を使って客を病みつきにさせよう」とするレストランのやり方には意味がないと結論付けられている。(翻訳・編集/野谷)