25日、新華網は「第2子出産を希望する中国人はなぜ、遠く離れたタイに渡って体外受精に臨むのか」と題する記事を掲載した。写真はバンコクのチャイナタウン。

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2016年1月25日、新華網は「第2子出産を希望する中国人はなぜ、遠く離れたタイに渡って体外受精に臨むのか」と題する記事を掲載した。

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中国政府は今年から全ての夫婦に第2子出産を認める新たな人口政策をスタートさせたが、2人目を願う高齢の夫婦の中には不妊に悩むカップルも多い。そのような中、タイに渡って体外受精を試みようとする動きも出ている。

バンコクのある病院では診察を待つ女性10人のうち8人が中国から来たという女性で、このうちの1人は「タイでの体外受精はこれが2回目。1回目に失敗し、体が回復するのを待っての再挑戦」と語る。医師は「中国の二人っ子政策が始まる前から中国人の患者は全体の70%以上。診察と問い合わせで少なくとも毎日200人は対応している。患者の年齢は25〜55歳が中心」と話しており、このような病院やクリニックはバンコクだけで40施設前後あるもようだ。

タイで体外受精による最初の赤ちゃんが誕生したのは1989年。成功率はアジアの周辺国を上回る60%前後とも言われ、ある専門家は不妊に悩む中国人女性がタイを訪れる理由もここにあると見ている。さらにタイで治療する場合の費用は西側諸国に比べて安く、中産階級でも受け入れ可能な額である上、現地医療スタッフによるケアや大勢の華人が生活していることも中国人女性の安心感につながっている。

ただ、タイの法律で胎児の性別判定が禁じられているにもかかわらず、医療業界の「公然の秘密」として男女産み分けが行われている実態もあり、この目的のためだけにタイを訪れる中国人夫婦は多い。過去には医療関係者から反対する声が上がったが、改善するどころかその後さらに増えているという。(翻訳・編集/野谷)