Doctors Me(ドクターズミー)- 口の中で溶かす、「舌下錠(ゼッカジョウ)」の正しい服用方法

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飲み込まずに溶かして飲まないといけない薬があるというのをご存知ですか? その種の薬のことを舌下錠といいます。

いざ処方されたときにも安心して活用できるよう、今回はこの薬について医師に伺いました。

舌下錠って、どんなもの?

その名のとおり「舌」の「下」にのせて溶かして服用します。
有名なものとしては、心臓の締め付けられる痛みや発作が出たときに使われる薬があります。

舌下にポンとおくと、口の中の粘膜からすぐに吸収されて、短時間で体のすみずみまでいきわたり効果を発揮する仕組みです。そのため、1〜2分間で効果が出てきますが、その分効果がなくなるのも早いのが特徴的です。

その舌下錠をもし飲み込んでしまったら、効果がなくなります。
舌下錠のポイントは口の中の粘膜で薬の成分を吸収することです。胃の中で薬が消化されてしまうので効果がなくなります。 「舌下錠」というお薬を貰った際は、飲み込まずに正しく活用してくださいね。

舌下錠を服用するときのポイント

舌が乾燥しているようなら、錠剤を少し水で濡らしてから舌下に載せてください。数秒で自然と溶けていきます。

服用している間は、噛んだり飲み込んだりしないようにしましょう。
舌下が嫌な場合は歯ぐきと、ほっぺたの間に錠剤をはさんで溶かす方法もあります。

具体的に舌下錠の薬はどんな薬があるの?

これまで舌下錠といえば、先に挙げた狭心症の薬くらいだったのですが、 最近ではスギ花粉やダニのアレルギーを軽減する目的で使用される薬も登場しています。今までは注射で痛い思いをして、アレルギー治療をされてきた方にもオススメの新薬と言えそうです。

ちなみに新しいスギ花粉の治療薬は舌下「液」といい、舌下に液体をポタッと垂らして使用します。ただし即効性は無く、治療が終わるまで3〜5年かかるといった特徴があります。
一方で、ダニアレルギーの治療薬は舌下「錠」で、ダニが原因で鼻づまりが生じたりする患者さんには効果的のようですね。

薬剤師からのアドバイス

一般的なお薬は水で飲み込むタイプが多いかと思います。 しかし、今回紹介した舌下錠のように、飲み込むと全く効果がでないお薬もあるのです。現在は数えるほどしか流通していませんが、今後増えてくることが予想されます。

病院で医師に処方してもらう薬以外にも、コンビニやドラックストアーでの気軽に薬を購入できる時代です。
薬を使うときは同封されている説明書を読むこと、また登録販売者や薬剤師をはじめとする薬の専門家に注意事項だけではなく、使用方法を気軽に相談して確認しておきましょう。

(監修:Doctors Me 薬剤師)