寒波到来によって体調を崩す人が増える中、インフルエンザ流行に関する報道も多くなり、咳、のどの痛み、発熱などの症状を訴える人も増えてきました。
また、受験シーズンに突入し、受験生にとっても空気中に潜むウイルスは気になる存在です。
でも、うがい、手洗いを励行している……マスクもしている……と、様々な対策は講じているものの、不思議と風邪を引いてしまうことってありますね。
そこで、発熱時にできるだけ早く回復し、体調不良を長引かせない方法をご紹介します。

風邪を引いたら温かくして寝るのが一番!


体の防御機能「3つの発熱メカニズム」

風邪のウイルスが体内に侵入すると、そのウイルスと闘うため、免疫活性食細胞の働きで「サイトカイン」という物質がつくられます。
これが脳にある発熱中枢を刺激して熱が出ます。
つまり、発熱は自分の身をウイルスから守るための、防御機能のひとつなのです。
ですから、無理に体温を下げるような荒療治をすると、免疫力の低下を招くばかりでなく、ウイルス退治が中途半端になってしまうことも考えられるのです。
そこで、大切なことは、熱が出たら慌てず、熱の出方を観察すること。
その際、3つの発熱メカニズムがあることを理解しておくと便利です。
発熱の前兆期  ➡  発熱の上昇〜ピーク期 ➡ H熱の下降〜解熱期
上記の段階に合わせ、体温をコントロールするよう努めることが大事なのです。

熱の出方に合わせて対処すると早く回復できる

熱の出方に合わせて対処すると早く回復できる


3つの発熱メカニズム、それぞれの対処法

それでは、どのようにをコントロールればよいのでしょうか。
“熱の前兆期  ➡ 体を温めて休む
熱の出始めの悪寒や震え。これは体がウイルスと闘うために体温を上げようとしている証拠です。
ウイルスは温度が上昇すると増殖スピードが抑制されるので、保温性の高い衣類や寝具で体の熱を逃さないようにすることも効果的。湿度を保った温かい部屋でゆっくり休みましょう。
発熱の上昇〜ピーク期 ➡ ビタミンCを補給する
発熱によって免疫細胞の働きが活発になると、ビタミンCが大量に消費されるため、ホットレモンなどの飲料で、体を温めながらビタミンCを補給することが大切です。
H熱の下降〜解熱期 ➡ こまめな着替えと水分補給
汗で濡れた衣類は、体を冷やす原因となり、新たなウイルスの侵入につながります。
こまめに着替え、汗で奪われた水分は飲料などでしっかり補給しましょう。


風邪の予防法は、うがい・手洗いだけじゃない!

体温をコントロールし、快眠と栄養をとれば、決して風邪は怖くありません。
が、やはり大事なのは予防です。
そこで今回は、+αの3つの予防法をご紹介!
【+α 01】温めたスポーツドリンクを飲む
朝、温めたスポーツドリンクを飲むと体温が上がり、血行もよくなります。
む免疫力を高める白血球のめぐりがよくなるため、風邪のウイルスを撃退しやすくなります。
しかも、スポーツドリンクは体液に近い成分でできているため、体力が落ちた体に効率よく栄養を補給でき、一石二鳥です。
【+α 02】首の後ろに熱いシャワーをあてる
体温が下がると、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下します。結果、病気にかかりやすくなります。
東洋医学では、首の後ろにある「大椎(だいつい)を温める」と効率的に体温が上がり、免疫力が高まると言われています。入浴の際は、首の後ろに高めの温度のシャワーをあてると、冷えた全身を効果的に温めることができます。
【+α 03】2分間目を閉じる
「疲れているなぁ」「カラダがだるいなあ」と感じたら、2分ほど目を閉じてみてください。
これは、副交感神経を活性化させ、回復力を高める方法です。もちろん、疲れを感じたら何度でも!
意識的な行動によって、体を休めようとする指令を脳に送ることが大切なのです。
――せきや鼻水など、風邪の諸症状を緩和するお薬はあっても、風邪を根本的に治す薬はありません。
昔から「風邪は寝て治すもの」と言われてきたように、ゆっくり休んで自然治癒力を高めることが何よりも大切なので、適切な対処と予防で、元気に冬を乗り切りましょう!
参考:バファリンHP

目を閉じてリラックスすることも大事!

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