マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳

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正月が過ぎ、成人式も終わって、来週はもう2月。節分には昔から豆まきをしてイワシを食べるが、最近は恵方巻きが人気だ。なぜ、そうなったのか。行事にはそれなりのしきたりがある。大人の作法として、恥をかかないためにも身につけておきたいものだ。今回はふだんの暮らしに役立つ3冊を紹介する。

J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(http://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

素朴な疑問をマンガと絵で紹介

古くからのしきたりはすっかり生活に溶け込んでいるが、では、どんな意味があるのかといわれると、はてと考え込んでしまう。『マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳』(監・岩下宣子、著・高田真弓、1404円、日本能率協会マネジメントセンター)は、日本のしきたりを楽しみながら学ぼうという便利な1冊だ。

ふだんの暮らしの作法といえば、食の立ち居ふるまい、お付き合いや手紙のマナーだ。子どもの成長と長寿のお祝い、結婚と葬式など人生の節目にはそれぞれのしきたりがある。このほか、年末や正月など1年の行事にまつわるしきたりも欠かせない。

具体的には「三々九度は何のためか」、あるいは「ごはんはなぜ左に置くのか」、さらには「盆にキュウリの馬とナスの牛をつくるのはどうしてか」、「1歳の誕生日に餅を背負わせるのは何のためか」といった素朴な疑問をマンガと絵で解説している。

日中韓のこんな相違点と共通点

外国人観光客は年々増えて去年(2015年)は2000万人近くに上った。トップは中国、2位は韓国。うれしいことだが、しきたりやマナーの違いがありトラブルも起きている。隣国同士、仲良くする方法はないか。

『冠婚葬祭からビジネスまで 徹底比較! 日中韓 しきたりとマナー』(監・一条真也、著・造事務所、617円、祥伝社)は、日本、中国、韓国のライフスタイルから冠婚葬祭、教育事情、ビジネスまで文化や風習の比較を説明し、隣国の素顔を浮かび上がらせる。

韓国には受験生にトイレットペーパーを贈る風習がある。上司に酒を注がれたら横を向いて飲む。中国ではご祝儀は偶数が喜ばれ、花嫁は赤いウエディングドレスを着る。そんな中、梅の花を愛でるのは日中韓の共通だという。早春に咲く梅は清楚な香りの高い花だ。「日本人も中国人も韓国人も、いたずらにいがみ合わず、偏見を持たず、梅のように気高い人間を目指すべきではないだろうか」といっている。

笑って学ぶ仏教のすべて

「人類史上もっとも"笑える"仏教本がここに誕生しました!」と大仰な内容紹介だ。『ブッダも笑う仏教のはなし』(著・笑い飯 哲夫、1404円、サンマーク出版)の著者は、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんである。2010年のM-1グランプリで優勝し、すっかり人気者になったが、仏教に対するこんな一面がある。

子どものころから般若心経に興味を持ったそうだ。大学は哲学科に進み、仏教は独自に研究を続けた。お笑いの世界に入ったが、仏教の知識が深く、語り口が面白いと芸人仲間から話題になり、あちこちで講演を依頼されるようになった。東大で仏教講座を開講したこともある。

「仏教はここから始まった――お釈迦さんってどんな人なん?」から「仏教はこんなこといってはるんです」「日本の仏教ってこないなってるんです」といった調子で笑わせながら仏教の教えを伝え、寺や仏像の見方、仏教に関する雑学も含めて、日本と切っても切れない「仏教のすべて」について語る。