日本の社会において、周囲の人びとと協調するには「空気を読む」ことが求められると言える。周囲の雰囲気にそぐわない行動やしかるべき対応が出来ないことは「空気が読めない」などと言われる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の社会において、周囲の人びとと協調するには「空気を読む」ことが求められると言える。周囲の雰囲気にそぐわない行動やしかるべき対応が出来ないことは「空気が読めない」などと言われる。

 「空気を読んで行動する」という考えは日本独特のようで、中国人からすればあまり馴染みのない考え方のようだ。中国メディアの澎湃新聞はこのほど、日本人の「空気を読む」という考え方や行動について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず「空気」とは本来、人の周りにある「気体」を指す言葉であることを紹介しつつ、「空気を読む」という言葉においては「雰囲気」という意味で使用されていることを紹介。呼吸に必要な気体を「周囲の雰囲気」という意味で使用し始めたのは日本人であるのに疑いようはないと論じた。

 続けて、「空気を読む」という言葉は日本の国民性を如実に示す言葉であり、「時流に鈍感」、「雰囲気の変化を読み取れない」といった言葉の代名詞となったと論じた。さらに、過去には流行語大賞にノミネートされた「空気を読めない(KY)」という言葉は、今なお日本のテレビドラマで頻繁に使われていると伝え、すっかり日本社会に定着した様子を伝えた。

 また記事は、日本における「空気」とはつまり、日本人社会における「世間」が醸成した一種の「共通意識」を指すとし、この「空気」は日本人が周囲や他人との関係を構築する処世のための存在であると主張。日本の社会が安定し、日本のサービスが気遣いやおもてなしで世界的に高い評価を受けているのは、日本人が「空気を読む」のに長けていることと関係があるはずだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)