22日、中国人民銀行はこのほど、2015年末現在の外貨準備残高が3兆3300億ドルで、前年末比5126億6000万ドル減少したことを明らかにした。資料写真。

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2016年1月22日、中国人民銀行(中央銀行)はこのほど、2015年末現在の外貨準備残高が3兆3300億ドル(約393兆4400億円)で、前年末比5126億6000万ドル(約60兆5700億円)減少したことを明らかにした。中国国家外匯管理局の報道官は、「外貨準備規模の変動に影響した要因は多々あり、今後は外貨準備規模が上下に変動することが新常態になる可能性がある」と述べた。人民網が伝えた。

同局国際収支司の王春英(ワン・チュンイン)司長は、「2015年に外貨準備規模の変動に影響した要因には、人民銀の外国為替市場における操作もあれば、外貨準備を投資した資産の価格変動、レートの変動、海外進出における資金運用に対する外貨準備での支援などがある」として、具体的に次の4点が挙げた。

(1)レートや価格といった取引価格以外の要因の変動が外貨準備の帳簿上の価格を1000億ドル(約11兆8300億円)以上減少させた。実際に外貨が外貨準備から流出したわけではない。

(2)中国企業などの取引主体が国内における人民元・外貨建て資産の負債構造を改善させ、外貨預金を増やし、外貨建て貸出を償還した。

(3)企業や個人などの主体の域外における投資、消費、債券償還などの外貨建ての純支出があった。

(4)国際通貨基金(IMF)による外貨準備の定義によると、外貨準備は海外進出の支援などでの資金運用を帳簿に記載する際にも外貨準備残高から抜き出される。

王司長は、「現在、国内外の経済・金融環境は依然として複雑で変化が多く、外貨準備が上下に変動するのは当たり前の現象だ。今後は人民元レート市場化形成メカニズムの持続的な改善にともない、国際収支は基本的なバランスに向かい、外貨準備規模が上下に変動することが新常態になる可能性がある」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)