三菱重工が開発中の先進技術実証機(ATD−X)は、中国国内では「心神」という名称が定着している。一部メディアによれば、防衛省は2月にもATD−Xの飛行試験を実施する予定だという。(イメージ写真提供:123RF)

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 三菱重工が開発中の先進技術実証機(ATD-X)は、中国国内では「心神」という名称が定着している。一部メディアによれば、防衛省は2月にもATD-Xの飛行試験を実施する予定だという。

 日本は米国が開発中の第5世代ジェット戦闘機「F-35」を導入する予定だが、なぜ独自でATD-Xの開発を進めているのだろうか。中国メディアの中国青年報はこのほど、「日本は米国からF-35を購入するのに、なぜ第5世代戦闘機の研究開発を行うのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本がATD-Xの開発を進める背後には、「戦闘機開発において米国による“束縛”から脱却し、国内の航空産業の発展を推し進めるという思惑がある」と主張。

 さらに、日本がATD-Xの開発に成功したとしても部隊に配備されることはないと指摘し、「実証機であるため、日本が長年にわたって研究してきたステルス性能やウェポンシステムなどの性能評価を行い、第5世代戦闘機の開発可能性を評価するものである」と論じた。

 続けて、ATD-Xの各種スペックや性能について紹介したうえで、「日本は決して技術の実証だけで歩みを止めないだろう」と主張し、各種成果はステルス戦闘機「F3」(仮称)に反映されることになると指摘。

 日本は中国、韓国の両国との間で領土をめぐって対立していることを指摘し、「対地攻撃を想定したF-35では日本の制空権確保における要求を満たせない」としたうえで、だからこそ日本は自国の需要に合致する第5世代戦闘機の開発を行いたい考えだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)