リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)を戦うU-23日本代表は26日に行われる準決勝U-23イラク代表戦に向けて24日、ドーハ市内でトレーニングを行った。

 この日から、グループリーグ第2戦タイ戦で股関節痛となり別メニュー調整が続いていたFW鈴木武蔵(新潟)が8日ぶりに全体練習に合流。しかし、MF遠藤航(浦和)が左足の付け根、DF亀川諒史(福岡)が左足ハムストリングに違和感があり、MF豊川雄太(岡山)が腰の張りで別メニュー調整となった。また発熱でイラン戦メンバー外となったMF井手口陽介は回復傾向にあるものの、引き続きホテルで静養している。

 ランニング等でウォーミングアップを行ったメンバーは、4-4-2のフォーメーション練習を行い、特にサイドからの攻撃を確認。その後、イラン戦先発組はクールダウン、控え組はミニゲームやPK練習、この日から合流した鈴木はランニングで汗を流した。

 前日に病院でMRI検査を受けた鈴木は久し振りのトレーニングにも、「意外と大丈夫でした。僕としては次の試合は大丈夫だと思っています」と2日後に控える大一番に向けてコンディションを上げていこうとしている。

 しかし、8日ぶりの練習合流であり、ランニングも「100パーセントでなく、7割、8割」の状態。イラン戦に間に合うかは微妙な状況だろう。当然、試合に出れば「FWの仕事をするだけ」だし、仮にベンチから戦況を見守ることになれば「声を出すことが自分の役目だと思う」と語っている。

 手倉森ジャパンで過去2度、苦杯を舐めさせられたイラン戦に向けて「ここで叩きたい」と闘志を燃やすストライカーは、ピッチに立っても、たとえ立てなくても「状況に応じてチームが勝つために全力を尽くしたい」とチームの勝利のために働こうと決意している。

(取材・文 折戸岳彦)


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