中国メディア・騰訊網は21日、日本で推理小説文化が隆盛した理由について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・騰訊網は21日、日本で推理小説文化が隆盛した理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本で推理小説が普及して一種の文化が形成された背景として、歴史的な視点や日本人の性格といった観点から7点挙げて説明。歴史的な点では、明治維新後の西洋化のなかで西洋文学の翻訳ブームが起こり、数多の学者や作家が推理小説の翻訳に勤しんだことで、日本の推理小説の礎が築かれたとした。

 また、日本人は感性を大事にする性格であり、推理的な要素と強く結びついた文学作品を受け入れやすい点、古くから重要なマーケットと見なされ、新聞社の連載や出版社による作品出版が絶えず行われてきたこと、本格派・社会派や心理もの、法廷ものなど、ジャンルが複雑かつ多様化し、読者のニーズを満たしていることを挙げた。

 さらに、推理小説にかんする賞が多く存在し、作家の創作意欲を刺激していること、売れっ子の作家をはじめとする層の厚い作家群が存在して作品の数や質が高まっていること、そしてドラマや映画、アニメ、音楽、絵画などさまざまな芸術コンテンツと密接にかかわっていることも、日本の推理小説文化を支える要素であるとした。

 一口に「推理もの」と言っても、練りに練られた本格的なミステリーから、テレビの2時間サスペンスドラマのように大衆的なものまでさまざまだ。中国でも人気の高いアニメ「名探偵コナン」も、記事が示したような要素から培われた日本の推理小説文化があるからこそ生まれた傑作と言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)