24日、日本政府観光局によると、昨年日本を訪れた中国人観光客は、前年比2.1倍の499万3800人にも上った。これに日中両国のネットユーザーからは、さまざまな声が集まった。写真は京都。

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2016年1月24日、日本政府観光局がこのほど発表した昨年の訪日外国人観光客数(推計値)は前年比47.1%増の1973万7400人で、3年連続で過去最多を更新した。国・地域別では中国人が最も多く、これに中国のネットユーザーは複雑な反応を見せ、日本のネットユーザーは中国経済の減速が観光に与える影響を警戒している。

15年の外国人観光客数を主な国・地域別にみると、首位の中国が前年比2.1倍の499万3800人。以下、韓国が45.3%増の400万2100人、台湾が29.9%増の367万7100人、香港が64.6%増の152万4300人、米国が15.9%増の103万3200人と続いた。

さらに外国人客が日本滞在中に買い物や宿泊、飲食などに費やした消費額も3兆4771億円と、14年実績(2兆278億円)から71%増加し、過去最高となった。1人当たりでは中国人が28万3842円と突出しているという。

こうした現象をについて、中国のネットユーザーは「わが国の国産品はなぜかの国に劣るのか、反省しなければならない。日本と聞けば『小日本』とののしるだけでは駄目。日本の方が優れている面は確かにある。納得できないなら、超えるしかない」「国産品の品質を見ていれば、金持ちは自然と良い物を買いに行くだろう。正常な現象だよ」「正直に言って、日本製の品質には文句のつけようがない。自分たちが反省するしかない」などとコメント。

「反日」に走る若者をやゆする「これは、愛国憤青(※愛国心・反日思想の強い若者)たちに数日間、打撃を与えられるニュースだ(笑)」「また“愛国奴”が『日本に金を落とすな』と騒ぎ出すんだろうな」などの見方も少なくなかった。

一方、日本のネットユーザーからは、中国経済の減速を背景に「増加したと言っても中国の割合が多く、ブームが続くとは思えない。観光業界が中国一辺倒の姿勢のままではいずれ行き詰まるでしょう」「中国人客に頼ってる企業はそのうち痛い目に遭うぞ」「中国の景気後退に円高が加わるから15年をピークにこれから減少するだろう」などと、先行きを危ぶむ声が続出。

中には「外国人観光客相手なんて実体のない水商売みたいなもの、堅実な先進国として日本は物づくりに励みましょうよ。その上でのオマケくらいに思ってる方が健全だと思う」との指摘もあった。(編集/大隅)