ロングボールのターゲットになったA・フセイン(18番)。このCFの高さは警戒すべきだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 リオ五輪アジア最終予選の準々決勝・UAE対イラクが1月23日、19時30分(日本時間24日・1時30分)にキックオフされた。

 グループDを1位で突破したUAEは、オーソドックスな4-2-3-1を採用。一方、グループC・2位通過のイラクは、ボランチを縦に置く変則的な4-2-3-1で挑んだ。

 立ち上がりの10分間は、完全にイラクが主導権を握った。突破力に長けたサイドハーフのファラジとファイサルを起点にサイドから攻撃を仕掛け、自在にポジションを変えるトップ下のシャルタフがアクセントになってチャンスを作っていく。

 しかし、この“地上戦”を主体とした攻撃が次第に機能しなくなり、前半はスコアレスで終了した。すると、イラクは54分に選手交代で一気に路線変更する。攻撃のキーマンであるシャフタルを下げ、ストライカーのA・フセインを投入。この長身CFを目掛けたロングボール攻撃にシフトしたのだ。

 この策が、見事にハマった。イラクは75分に先制点を奪われたものの、直後の77分に“空中戦”で同点ゴールを挙げる。A・フセインがロングボールに競り勝って最終ラインの裏へボールを送ると、UAEのDFサルールがクリアミスし、それを拾ったファイサルが無人のゴールに蹴り込んだ。
 
 さらに、1-1で迎えた延長の103分にも、A・フセインを活かしたパワープレーが奏功。A・フセインが競ったセカンドボールをカディムがヘッドでエリア内に送り、フリーのカラールが左足で蹴り込んだ。
 
 イラクは延長後半の終了間際にも、カウンターからトドメの3点目を奪い、3-1で勝利。準決勝進出を決めた。
 
 日本とイラクの準決勝は、1月26日(火)の16時30分(日本時間26日・22時30分)にキックオフされる。なお、イラクは、この試合で警告を受けたSBのファルハンが、警告累積で出場停止となる。