昨年10月に台北市内で開かれた国民党の臨時党大会の様子

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(台北 23日 中央社)16日の総統・立法委員(国会議員)選挙で記録的な惨敗を喫した、与党「中国」国民党。党勢立て直しに向けた改革の第一歩として、党名を「国民党」に変更することを検討すべきだとの声が出ており、議論を呼んでいる。

党名変更は19日に改革を求める若手党員らが結成したグループ「草協連盟」のメンバーが広く議論すべきだと呼びかけているもの。党内からは、「台湾人意識を持つ若者の支持取り付けにプラスに働くのでは」、「1912年の中華民国成立直後など党名が『国民党』の時期もあった」などとして、改名に賛同や理解の声が上がっている。

だが、今回の大敗を受けての朱立倫主席(当時)の引責辞任に伴う主席選挙への出馬を表明している洪秀柱・立法院副院長(国会副議長)は21日、党の中国における歴史的背景を理由に、反対の立場を示した。

同じく主席選に出馬予定のカク龍斌・前副主席も、選挙に負けたからといって改名するのは、運気を上げるために名前を変えるようなものだと語り、その効果に疑問を呈した。(カク=赤におおざと)

2014年の台北市長選挙で国民党候補を破って無所属として初当選した柯文哲市長は21日、「看板を変えても、中身が変わらなければ無益だ」とした上で、改名は党員の投票で決めるべきだと述べた。

このほか、国民党所属の王鴻薇・台北市議が同日、(総統選で当選した民進党候補の)蔡英文に改名したら、私も総統になれるのかと批判を展開している。

(陳俊華、王朝ギョク、邱俊欽/編集:杉野浩司)