「痔」はおじさまの病気ではありません。むしろ便秘がちな女性に多い病気なんです。でも恥ずかしくて相談できないし、病院にも行きにくい。放っておくと怖いことにもなりかねないので、オシリの悩みについて調べてみました。

意外! 若い女性に「痔主」が増えている!?

痔にはイボ痔、切れ痔、痔瘻の3種類があります。若い女性に多いのが切れ痔で、意外や意外、10代の女性に増えているのだとか。ひとつは女性ホルモンの影響で、10代後半になると女性ホルモンが活発になり、皮膚が薄くなります。その反面、保護機能を担うケラチンの層は薄いため、皮膚を傷つけたり炎症が起こりやすくなるのだそうです。肛門も外側は皮膚の一部なので、傷つきやすく切れ痔が多くなるというわけ。また、ボディケアに気を遣うあまり洗いすぎたり、何度も拭くことで皮膚表面のガード機能が損なわれ、炎症が起こりやすくなるのも原因のひとつとされています。

便秘や出産でイボ痔になることも

慢性の便秘があると、いきまないと排便できないため、いきむたびに肛門周囲に圧力がかかります。すると肛門内の組織に負担がかかり大きくなって出血したり、肛門の外に飛び出したりします。これがイボ痔。もともと肛門周辺の血行が悪いところにお産で強くいきんで酷いイボ痔になることもあります。肛門に違和感がある、何か出ているなどの症状があったらイボ痔の疑いが。注射で治すことや日帰り手術も可能なので、早めに受診しましょう。

切れ痔と間違えやすい掻痒症

切れ痔の場合、初期だと肛門周辺のかゆみや軽い出血が見られることがあります。これと間違えやすいのが、増加しつつある掻痒症(そうようしょう)です。掻痒症とは、特に異常がないにもかかわらずかゆみが出る病気。かきむしって皮膚を傷つけてしまうほどのかゆみが出ることも少なくないといいます。局所的に出る場合、肛門周囲や外陰部に出ることがあるため、自己判断では切れ痔との区別ができないことも。乾燥や洗いすぎによる常在菌不足の可能性もありますが、この場合は皮膚科で診てもらったほうが良いです。
オシリの悩みは恥ずかしいですが、放っておいても治るものではありません。勇気を出して女性専門の肛門科や女医のいるクリニックに相談してみましょう。


writer:しゃけごはん