21日、中国日報によると、イタリアの医学博士セルジオ・カナヴェロ氏は、中国の研究者がサルの頭部移植に成功したと述べた。この報道に、中国のネットユーザーが多数のコメントを残している。写真はサル。

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2016年1月21日、中国日報によると、イタリアの医学博士セルジオ・カナヴェロ氏は、中国の研究者がサルの頭部移植に成功したと述べた。カナヴェロ氏自身も、人間の頭部移植の実現を目指して研究している。

記事によると、サルの頭部移植に成功したのは、ハルビン医科大学の任曉平(レン・シアオピン)氏。頭部と新しい身体の血液の循環には成功したが、骨髄神経の接続はできなかったため、首から下は麻痺状態だった。サルは20時間生存し、その後、“道徳的配慮”から安楽死が施された。

カナヴェロ氏は、「人体の頭部移植にまた一歩前進した。まだ、多くの研究が必要だが、人々は頭部移植など不可能だという考えはやめるべきだ。実現可能であることは明らかで、私たちは努力を続けている」と語った。カナヴェロ氏と任氏の医療チームは、2017年にロシアの脊髄性筋萎縮症患者の頭部移植を行う予定だ。

頭部移植の研究については、倫理的な問題からかねてより論争があった。今回の発表に、中国のネットユーザーは、「残酷すぎる」「“道徳的配慮”があるなら、サルで実験するだろうか?」「何の罪もないサルを捕まえて、散々苦しまされた挙げ句に殺される。何が道徳だ!」「医学の進歩かもしれないが、もし人間なら受け入れられない」「夜道に気をつけないと。今後は腎臓だけじゃ済まない。臓器売買が人体売買に発展する」といった否定的な見方が大勢を占めている。(翻訳・編集/北田)