台湾新幹線、労働環境改善などで労組と合意  旧正月期間は予定どおり運行へ

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(台北 22日 中央社)台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)は21日、未払いの残業代の支払いなど同社労働組合の要求を受け入れたと発表した。これにより、旧正月連休(今年は2月6〜14日)期間中に実施される可能性が高まっていた事実上のストライキは回避された。

組合側は8日、未払いの残業代5億台湾元(約17億6200万円)の支払いや労働環境の改善などを要求し、会社側が受け入れない場合には旧正月連休期間中の休暇の取得や、残業の拒否で対抗する構えを見せた。18日までに全職員の3割弱にあたる988人から賛同を得ていた。

7時間以上にわたる協議の末、双方は未払いの残業代を6カ月以内に精算した上で、まず半額が支給されることで合意した。残りについては会社側が起こした行政訴訟の結果、支払い義務があると判断された場合にのみ支払われることになるという。高鉄は、最初の半額分を「奨励金」と見なしており、勝訴しても返還は求めないとしている。

また、人員不足解決のために年内の491人の新規雇用も決まった。

(汪淑芬/編集:杉野浩司)