台湾、中国大陸の演習報道を「虚偽」と判断  理性的態度呼びかけ

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(台北 22日 中央社)中国大陸のテレビ局、中国中央電視台(CCTV)が20日夜、人民解放軍が大陸南東部の沿岸で大規模な演習を行ったとする報道について、国防部(国防省)は21日、同軍が最近実施している冬季訓練の内容と符合せず、事実ではないと発表した。

中国大陸側が演習に関する報道を行ったのは、16日投開票の総統選で最大野党・民進党の蔡英文主席が勝利して以来初めて。CCTVは台湾の対岸、中国大陸福建省アモイに駐屯する第31集団軍が先日、大規模な実弾上陸訓練を実施したと報じる一方、演習の日付は明示していなかった。国防部は、ニュースは昨年行われた複数の演習の映像を組み合わせたものだとしている。

台湾の対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会は21日、演習報道について、「台湾海峡の平和の維持は双方の責任である」と強調し、大陸側に実務的、理性的な態度を取るよう呼びかけた。

(呂欣ケイ、尹俊傑/編集:杉野浩司)