台湾メディアの中央通訊社によると、台北市の柯文哲市長は24日に訪日し、東京、横浜、大阪、さらに香川県の直島などを7日間をかけて回る。2017年に台北市で開催される夏季ユニバーシアードの宣伝を行うと同時に、大都市の行政や観光業の活性化について視察する。(イメージ写真提供:(C)elwynn/123RF.COM。台北市風景)

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 台湾メディアの中央通訊社によると、台北市の柯文哲市長は24日に訪日し、東京、横浜、大阪、さらに香川県の直島などを7日間をかけて回る。2017年に台北市で開催される夏季ユニバーシアードの宣伝を行うと同時に、大都市の行政や観光業の活性化について視察する。

 柯市長は無所属だが、2014年の中華民国総統選挙でも民進党の蔡英文候補を支持し、14年の台湾学生による立法院占拠の際には応援に駆けつけるなど、民進党など台湾の独自性を強調する「グリーン陣営」の1人とされている。2014年の市長選では、国民党から出馬した連勝文候補を破って当選した。連勝文は国民党の重鎮で元主席の連戦氏の息子で、柯氏の当選は、国民党の凋落を示すシンボル的できごとのひとつとされた。

 国際的スポーツ界でも国家として認められていないこともあり、17年のユニバーシアードは台湾で初めて開催される本格的な国際スポーツ大会だ。柯市長が、大成功という実績を残すことを強く望んでいることは間違いがない。

 柯市長は初訪問地の東京で、2020年の東京五輪大会の準備の進捗状況について説明を受ける。元行政院長(首相)でユニバーシアード大会の顧問である謝長廷氏と、同大会の蘇麗瓊実行委員長も柯市長に同行する。東京都の五輪開催については、治安維持や交通、会場関連など参考になる点を詳しく探るという。

 また東京の芸術関連施設や防災施設、近隣県の医療施設や住宅地などを訪れ、都市行政について視察する。舛添要一都知事、都議会の川井しげお議長、小磯善彥副議長、日台友好議員連盟などとの交流も積極的に行う。

 横浜市では市内各所視察や市長ら要人との会談のほか、台北・横浜両市の協力覚書に署名。大阪市では現職の市政要人だけでなく、橋下徹前市長とも会談する。

 日本訪問の最終日には香川県の直島(なおしま)を訪問する。同島に設立されたホテル付き現代美術館のベネッセハウスが米旅行雑誌の「コンデナスト・トラベラー」の「次に見るべき世界の7カ所」に選ばれたこといで一躍世界的脚光を浴びることになった。柯市長ら経緯を視察し、観光業活性化のヒントにする考えという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)elwynn/123RF.COM。台北市風景)